バレンタインデー。春一番

◆雨も強く、週末農業はせずに、部屋の掃除・洗濯・食事の世話に一日追われる。運動不足や姿勢の悪さから肩こりがひどいののマッサージとシップをする。

◆「義理」で試される大人力?
・バレンタインデーの真髄は「義理」にあり!
 一般社団法人日本ホームパーティー協会が2015年に行った、20〜60代の男女を対象に「バレンタイン&ホワイトデー実態調査」の結果の一部です(アンケートの有効回答数:480名)。最初に注目してほしいのは、「好きな人に告白する日」が8.3%しかないというところです。高校生くらいまではバレンタインデーといえば、こちらのイメージが強いのではないかと思います。クラス中で「あの人からチョコをもらえるか」「誰が誰にチョコをあげるか」が話題になりましたよね。1位には「恋人や配偶者に愛を伝える日」がきていますが、これは「好きな人に告白する」を無事に終えた人たちのとらえ方かもしれませんね。いずれにせよ、社会に出ている大人たちにとっては「告白」はあまり重要ではないようです。「お世話になっている人に感謝を伝える日」が33.3%、「コミュニケーションを深める日」が29.2%もあるという点です。上司や同僚に義理チョコを贈ったりするのは明らかにこうした意味合いですよね。この2つを合わせると、60%以上を占めることから、バレンタインデーにおいて「義理」は、重要な要素だと言えるでしょう。
 実は、男性にとって義理はとても大切なもの。義理と人情と言えば、俳優の高倉健さん。高倉さんは多くの任侠映画に出演していますが、そうした映画のテーマの多くが「義理と人情」です。その筋書きは、だいたいこんな感じです。小さな組の親分が、別の組の横暴に耐えています。そこに居合わせた任侠あふれる侠客(高倉さん)はエスカレートする乱暴を見て、我慢の限界が訪れます。そんな彼を慕う女性がおり、殴り込みをかけようとする侠客を引きとめようとしますが、男はそれを振り切って、義理を果たそうとするのです。人情(本命、本気)よりも義理のほうが重い任侠の世界。ビジネスマンも時にはこのように「義理」を重んじるシーンがあるのではないでしょうか。上司が自分のミスをかばってくれたら、大変なときに同僚が手を貸してくれたとしたら、「なんらかの形で役に立ってお返しをするのが道理(=義理)」と思うのが自然なはず。
 バレンタインデーは女性主導のイベントです。女性たちがなんらかの気持ちを込めてチョコレートを贈る──それは本命でも義理でも変わりありません。バレンタインデーが少し煩わしく感じられる男性がいるのは、そうした気持ちに「お返しをしなければ」と本能的に思ってしまうからでしょう。しかし、そこできちんとお返しをするほうが男性心理には合っているのかも。男性心理を反映してホワイトデーまでできてしまうところが、日本の義理チョコ文化の独特なところでしょう。

春一番
 13日は全国各地で春の陽気に包まれ気温が上昇した。九州では20℃を越え4月並みの暖かさ、東京でも最高気温21.8℃を観測し5月上旬並みの暖かさとなった。また、高松気象台によると高知・室戸岬春一番を観測した。
 気象庁は、関東・北陸・東海かけて「春一番」が吹いたと発表した。今日は日本海で急速に発達している低気圧の影響で全国的に南よりの強風で大荒れとなって暴風などに警戒が必要。けさの最大瞬間風速は新潟・佐渡市両津で30.2メートルを観測した。また南から温かい空気が流れ込んで気温が上がる予想で、東京都心では23度など東日本や北日本で4月から5月並みの気温となった。
<参考>
 春一番は、北日本(北海道・東北)と沖縄を除く地域で例年2月から3月の半ば、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風。主に太平洋側で観測される。春一番が吹いた日は気温が上昇し、翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多い。