小谷城大広間跡

◆別名「千畳敷」とも呼ばれる大広間跡は、小谷城内でもっとも広い曲輪跡です。平時においては、奥方(お市の方)や姫たちは通常、麓の清水谷の屋敷で暮らし、戦時などの非常時にかぎって、この本丸の一段下にある大広間に移動したそうである。(ちなみにその戦時にこの大広間で生まれたのが、浅井長政と市の三女である江です)
 小谷城は浅井氏の居城であり、日本五大山城のひとつに数えられる堅固な山城として知られていた。織田信長に攻められ、浅井氏が滅亡した最後の城で、浅井長政お市の方との悲劇の舞台として語られることが多い城である。その後、小谷城羽柴秀吉に与えられたが、秀吉は長浜城をあらたに築いたため、小谷城は廃城となった。その際、資材の大半は長浜城築城のために使われた。現在は国の史跡に指定されており、土塁や石垣などの遺構を見ることができる。

<今日のニュース>
熊本県 活発な地震活動続く/熊本・大分など 非常に激しい雨のおそれ 土砂災害に警戒。
 14日の夜以降、熊本県では活発な地震活動が続いている。熊本県大分県で今月14日の夜から21日0時までに発生した地震では、震度4以上の地震が計90回、震度1以上の地震は726回にのぼっている。また、明日は熊本県大分県などで朝から非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は土砂災害などに警戒するよう呼びかけている。
 地震で大規模な土砂崩れが起きた熊本県阿蘇村の住民は、割れたガラスを取り外してシートを張るなど雨への備えをしていた。南阿蘇村は、土砂災害などのおそれがあるとして、新たに4つの地区の少なくとも226世帯、532人に避難指示を出した。熊本県西原村では新たに377世帯に避難勧告を出している。今日、南阿蘇村では新たに男性1人の死亡が確認され、地震で死亡したのは県内7市町村で計48人となり、鹿児島・錦江町など各地で告別式が行われた。熊本県は、地震の影響で亡くなったと思われる人が11人に上ると発表したが、このうち1人について益城町から病気が原因で地震とは関係がないことが分かったと訂正が入り、熊本県も確認を急いでいる。避難者が車の中などで長時間同じ姿勢でいると懸念されるのが「エコノミークラス症候群」。