東光庵熊野権現旧跡

<東光庵熊野権現旧跡>・・・2001年10月に復元された、江戸時代半ばに湯治の合間に文人墨客が集った当時の文化サロン
国道1号沿いに広がる芦之湯は、旧跡も多く点在する閑静な温泉地。芦之湯にあった熊野権現境内の薬師堂東光庵は江戸時代から湯治場として賑わい、数々の文人墨客(※学者・賀茂真淵(1697〜1769)本居宣長(1730〜1801)、狂歌師・蜀山人大田南畝/1749〜1823)、国学者清水浜臣(1776〜1824)など)も湯治に訪れたといわれている。まさに、文化サロン。湯治の合間には箱根権現の末社熊野堂境内の「東光庵薬師堂(茶室に改装したもの)」に集まり、句会や作茶会を楽しんだ。まさに明治になり木戸孝允西郷隆盛の密談にも使われたようだ。
 権現社跡には復元された東光庵のほか、境内には徳川家康の四女・徳姫の霊堂である薬師堂もあり、ここには病気を治し延命するご利益のある薬師如来が安置されている。家康4女徳姫の霊堂だった薬師堂が京都知恩院から移築されており、往時を偲ばせる。東光庵は、1871(明治4)年に火災を出し、1882(明治15)年に廃庵となったが、発掘調査や文献資料に基づき、同時に中曽根康弘・元総理大臣の主導で、江戸時代から残る十六羅漢像や芭蕉の句碑、蜀山人の碑など石造物も保存修理され、熊野権現社も再建された。平成13年(2001)に復元された。保存修理され、往時の姿が120年ぶりに蘇った。

東武線某駅にオープンした塩そば「そば助」で関東では珍しい塩味の駅そばを食べる。ここの売りは、激辛のゴマ味噌調味料である。少し、食べてからこの調味料は辛い。味が変わってくる。麺自体は、箱根そば本陣の麺と似た感じがする。