いつもの週末

◆朝から実家へ。母親の世話、農業そして江戸検の勉強。まさに、いつもの週末です。

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緒方洪庵は優れた蘭方医で、幕末から明治維新にかけて活躍した大村益次郎橋本左内大鳥圭介福沢諭吉、長与専斎、佐野常民、高松凌雲、箕作秋坪(みつくりしゅうへい)など数多くの人材を輩出した蘭学塾「適々斎塾(適塾)」の主宰者だ。緒方洪庵は当時最も恐れられていた病の一つ、天然痘の予防法である種痘を日本で本格的に広めた一人だ。1849年(嘉永2年)、洪庵40歳のとき、京へ赴き種痘を得、古手町(現在の大阪市中央区道修町)に「除痘館」を開き、牛痘種痘法による切痘を始め、迷信のはびこる世の中の誤解や悪評に屈することなく、種痘の普及に努めた。日本最初の病理学書「病学通論」を著し、天然痘予防に尽力。また1858年(安政5年)、コレラ流行に際しては「虎狼痢治準(ころりちじゅん)」と題した治療手引書を出版し、医師に配布するなど日本医学の近代化に努めた。