天皇陛下、再び「深い反省」 、改めて戦没者への強い思い。

天皇陛下は、ビデオメッセージを公表して以降、初めて公の場で述べる「おことば」は例年以上に注目を集めた。「過去を顧み」とさきの大戦をはじめとする戦争の歴史に言及。昨年の戦没者追悼式で新しく用いた「深い反省」の表現を再び選び、改めて戦没者への強い思いを明かした。
 陛下は折々に「過去の事柄が正しく継承されること」の大切さを口にしてきたが、戦争の歴史が忘れ去られることに焦燥感を募らせているとも聞く。戦後70年に続いて「深い反省」を用いたのは、改めて過去に向き合おうというお気持ちの表れであろう。