八月十八日の政変

<今日の江戸学トピック>
文久3年(1863)8月18日午前1時、孝明天皇承認のもと、公武合体派の薩摩・会津両藩がクーデターを起こし、尊攘派の公家・長州藩を朝廷から追放、京都から一掃しました。8月18日の政変です。天皇は公家が勢力を増し、自らの意向が通りにくい現状を訴え、局面を打開するように薩摩の島津久光らに依頼。午前4時まで御所の九門を固め、朝議を開き尊攘派の公家の参内禁止、長州藩の堺町門警衛の解除と京都からの撤兵を決定しました。攘夷派の三条実美ら7人の公卿は官位を剥奪され、堺町御門の警備を免ぜられた長州藩と共に京都から追放されました(七卿落ち)。

◆8月22日 NHKEテレ午後10時00分〜 午後10時45分 「幕末 孤高の挑戦者 佐久間象山 空気を読むな!」
 坂本龍馬吉田松陰の師匠、兵学者・佐久間象山は遠慮なし!幕府領に大砲を撃ち込む、松陰に密航をそそのかす…空気を読むな!空気を変えろ!変革の礎となった知恵に迫る。
 坂本龍馬吉田松陰勝海舟…幕末の英雄たちが師と仰いだ男!真田家・信州松代藩兵学者、佐久間象山。ペリー来航前から、太平の日本で「空気を読まずに」西洋の脅威への対抗策を主張し、周りとぶつかってばかり。幕府に怒られても筋が通らなければ謝らない、吉田松陰に海外密航をそそのかす…大胆な象山の発想や行動が、やがて幕末・日本の変革を導く。「空気を読むな!空気を変えろ!」威風堂々に突っ走った象山の知恵に迫る。