永代橋が崩れる。

<今日の江戸学トピック>
◆文化4年(1807)8月19日午前10時ごろ、隅田川永代橋が深川の富岡八幡宮の祭礼で集まった群衆の重みのため、中央部の橋桁が崩れ落ち、1500人あまりの人が隅田川に落ちるという大惨事がありました。祭は喧嘩を理由に休止されていて、この年に11年ぶりに復活されることになっていました。開催を待ちわびていた見物客でごった返していました。永代橋は元禄11年(1698)幕府によって架けられた橋。幕府は廃橋も考えましたが、地元の人が懇願し、存続しました。