天明の大火

◆今日の関東地方は2年ぶりの積雪。都内は20ミリを超え、交通機関は大混乱。

<今日の江戸学トピック>
◆元和2年(1616)1月22日、前日に駿府で鷹狩に出かけていた大御所徳川家康が宿泊した城で発病。鯛のてんぷらを食べ、激痛がおさまらなかったため。家康はこの時からずっと床に伏し、4月に死去。死因は胃がん説が有力です。
天明6年(1786)1月22日午前11時ごろ、江戸湯島天神前の牡丹長屋から出火。西北風にあおられて、日本橋、東は葺屋町まで広がって大川、深川へと飛び火。神田・日本橋から深川まで延焼、中村座焼失。翌日には西久保神谷町から海手まで延焼する。湯島聖堂は全焼、神田明神も本殿以外、焼失した。

《きょうの京都通》
●八坂神社の南楼門前にある石柱は何と呼ばれているか。
 ア、紫雲石  イ、月下氷人石  ウ、月延石  エ、弁慶石
<解答>  イ、月下氷人石 
<解説> 祇園祭があることで知られる八坂神社の南楼門前にある石柱は、月下氷人石 ( げっかひょうじんせき ) と呼ばれ、右側に 「 尋方 」 、左側に 「 教方 」 と彫ってあり、いわゆる尋ね人を探す掲示板として使われてきた。同様の目的で造られた石柱が、北野天満宮の松向軒や誓願寺門前にも見ることができる。紫雲石 ( しうんせき ) は法然上人が最初に念仏を唱えた石で、金戒光明寺の西雲院にあり、月延石 ( つきのべいし ) は安産祈願の石で月読神社にあり、弁慶石 ( べんけいいし ) は武蔵坊弁慶遺愛の石で、三条通の弁慶石町にある。(2級)

<今日の京都新聞
◆雪のかやぶきの里、灯籠に浮かぶ(南丹市美山町北・美山かやぶきの里)
 冬の美山の風物詩「美山かやぶきの里雪灯廊」が27日から2月3日までの8日間、京都府南丹市美山町北の同里で繰り広げられる。数百個の灯籠とライトアップされたかやぶき民家が幽玄の世界を現出させる。北村かやぶきの里保存会などでつくる実行委員会が主催し、今年で14回目。毎日午後3時から来場者による雪灯籠づくり(無料)行われるほか、27日と3日の午後6時20分から花火が打ち上げられる。両日午後4時45分から里内の知井八幡神社で奉納舞踊や和楽器の演奏が行われる。期間中は食事などができる屋台も出る。(http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20180122000126