今日の勉強は

今日の勉強  5時間・3月63時間(通算230時間)
 ・江戸博覧強記  ?
 ・江戸博覧点事項ノート
 ・過去問
 ・江戸時代の家計簿 読了

●「7回読み」誕生秘話!? 総長賞の選考で……
 そして3つ目が、「7回読み」。試験勉強はもちろん、知識を身につけたいとき全般に役立つ方法です。「7回読み」という言葉をはじめて口にしたのは、東大を卒業する際のことでした。成績優秀者として「東京大学総長賞」をいただいたのですが、その選考時に「どんな勉強をすれば、ここまで『優』を多く取れるのか」と聞かれ、「7回読めばだいたい覚えるもので……」と答えたのが、そもそものきっかけです。実はそれまで、自分の勉強法を客観的に考えたことはありませんでした。「7回読み」の勉強法しかしたことがなかった私にとって、この勉強法はまさに王道。ごくごく普通の勉強法。「それ以外に勉強法なんてあるの?」むしろそういう気持ちだったわけです。
 しかし、選考委員の方々からは、意外にも少し驚いた反応。そのときに、はじめて、この方法はちょっと特殊なのかもしれないと意識しました。それ以降は、「7回読み」という自分の方法を明確に意識するようになりました。そして、飛び抜けて要領がいいわけでも、頭の回転が速いわけでもない私が、東大で首席を取ることができたのは、この方法に助けられたのではないかと思うに至ったのです。この方法の特徴は3つあります。
 (1)「読むこと」の負荷が小さいこと。
 7回読みは、1回1回が流し読みです。しっかり読んで理解しなくては、と思いながら本に向かう集中力とは無縁です。
 (2)情報をインプットするスピードが速いこと。
  同じ文章を、「読む・書く・話す・聞く」で速度を比べたら、言うまでもなく、もっとも速いのは「読む」でしょう。まとめノートを書いたり、講 義を聞いたりするよりも短時間で大量の情報をインプットできます。
 (3)いつでも、どこでもできること。
  本が1冊あれば、時と場所を選ばずに勉強できます。多忙なビジネスマンが通勤時間やスキマ時間に行えるので、時間が無駄になりません。短期集 中型の勉強にも適しているといえます。なお、「7回」という数にこだわる必要はありません。7回でわからない難しい内容は、さらに何回か読み足 すのが、私の方法です。