「ナマハゲ」などユネスコ無形文化遺産に登録

◆国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の政府間委員会は今日午前(日本時間29日午後)、「男鹿おがのナマハゲ」(秋田県)など8県10行事からなる「来訪神らいほうしん 仮面・仮装の神々」を無形文化遺産に登録することを決めた。「来訪神」は正月などに仮面で異形の神に仮装した者らが集落に現れ、怠け者を戒めたり、人々に幸福をもたらしたりする年中行事で、日本古来の神観念や民間信仰の形をよく残していると言われる。モーリシャスの首都ポートルイスで開かれた政府間委員会は、来訪神行事を「子供たちのしつけや、家族の絆の強化に重要な役割を担っている」と評価した。