人口減少社会について」考える

 人口減少。先日、厚労省の人口問題研究所が日本の将来推計人口を公表。50年後は人口が3分の2の8674万人。
 政府がいちばん強調したかったのは65歳以上の人口。23.0%から39.9%だと。50年後の65歳ですからね。いまの中学3年生? こんな数字、去年、国連も同じようなデータを公表してました。でも、今の政府は何を考えているのか。「いずれ1人が1人を支える肩車型社会がやって来る」から、年金制度が破綻しないよう、税と社会保障と一体の「大増税」をしようとしている感がある。「未来の子孫にツケを回すな!」とは笑止千万。
 でも、本当に考えるべきは少子化問題である。日本経済が没落させないためにも。リスクの高い移民などをたくさん入れて、いま、社会不安のタネになっている欧米の轍を踏んではいけません。彼らは歴史上、植民地を貪り続けたツケを移民受け容れという形で払わざるをえなかったわけです。欧米の轍を踏むべきではない。
 現在の国中心の発想から脱却して、地域で、少子化対策をすべき。保育園が余っているところもあれば、不足している都市部もある。この現実の中から地方に任せたら。