3月23日、フアン・グリス仕様にグーグル検索ロゴが変更

 3月23日今日はグーグル検索のロゴがフアン・グリスの生誕125周年を記念して「フアン・グリス」仕様に変更されました。フアン・グリスは、スペインに生まれ、フランスのパリで活躍した、キュビスムの画家であるらしい。フアン・グリスの実践していたキュビスムとは、20世紀初頭にパブロ・ピカソジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。この画法は、それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め、ルネサンス以来の一点透視図法を否定したもの。フアン・グリスは、マドリード出身。同地で美術を学び、1906年にパリに出る。ピカソとブラックのアトリエの近くに住み、大きな影響を受けて、キュビスムの絵画の制作をはじめた。その作風は、カラフルな色彩をもっており、形態も、分析的キュビスムや総合的キュビスムの理論に沿っているが、比較的明確な形態で、いずれの作品も何が描かれているかわかりやすいものである。今回のグーグルロゴは、そんなフアン・グリスキュビスム絵画をイメージしたもの。
 ときどき。グ^―グルの検索ロゴが変るが、先人たちの誕生日をみると、365日毎日変えることができる。例えば、今日は映画監督の黒澤明さんや元巨人軍監督の川上哲治さんの誕生日である。毎日、政財界、文化人、学者などの著名人の生誕記念日であり、文字を装飾するので、画家が描きやすいようだが、色々なイメージでロゴをつくられるをおもしろいものである。