亀戸天神の 藤まつり

 亀戸天神社(かめいどてんじんしゃ)は、東京都江東区亀戸にある神社(天満宮)である。菅原道真を祀り、学問の神様として親しまれている。特に1,2月の受験シーズン土曜・日曜には、道真の加護を求めて絵馬を奉納する受験生で境内が溢れる。通称 亀戸天神、亀戸天満宮、東宰府天満宮。正保年間(1644年 - 1647年)、菅原道真の末裔であった九州の太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐は、天神信仰を広めるため社殿建立の志をもち、諸国を巡った。そして1661年(寛文元年)、江戸の本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小祠に道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされる。当時、明暦の大火による被害からの復興を目指す江戸幕府は復興開発事業の地として本所の町をさだめ、四代将軍徳川家綱はその鎮守神として祀るよう現在の社地を寄進した。そして1662年(寛文2年)、地形を初め社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋などが太宰天満宮に倣い造営された。
 藤まつりは、4月25日から5月5日までまで行われている。敷地内の藤棚が一斉に開花し、神社中が一面藤色に染まる。太鼓橋の上から見渡すことで、一面の藤棚を上から見下ろすことができることも特徴。ただ、例年に比べ、今年は天候のせいか遅れている。15棚100株のフジが境内を彩っている。明日以降見頃の時期には日没から午前零時までライトアップも行われているで、夜にフジの花見へ出かける粋な楽しみ方もできる。江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所であり、亀戸以外からも観光客が訪れる。ここは新東京100景の一つにも選ばれている。
 

●「秋止符」(作詞谷村新司・作曲堀内孝雄
 左ききのあなたの手紙 右手でなぞってみる真似てみる
 いくら書いても埋めつくせない
  白紙の行がそこにある
 友情なんて呼べるほど 綺麗事で済むような
  男と女じゃないことなど
  うすうす感じていたけれど
 あの夏の日がなかったら
  楽しい日々が続いたのに
  今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな そんな気がして

やさしさの扉を開ける鍵は  眠れない夜がそっと教えた
心も体も開きあい それから始まるものがある
それを愛とは言わないけれど それを愛とは言わないけれど
あの夏の日がなかったら
楽しい日々が続いたのに
今年の秋はいつもの秋より 長くなりそうな そんな気がして
春の嵐が来る前に
暖かい風が吹く前に
重いコートは脱ぎすてなければ 歩けないような そんな気がして

これから夏を迎えるというのに、なんとなく口ずさんでしまう。今日この頃です。心がさびしいのでしょうか。なんとなくいろいろなことを考えると不安なのかもしれませんが。