「京大家庭教師が教える やる気が続くシンプル勉強法」(益森 直義著・中経出版)から

 十数年にわたって、中学高校の中退者に高卒認定試験受験の指導をしてきた 益森さんの勉強法です。その内容は、勉強法というよりも、7割は思考法。どうやって、自分はできると信じ、自分に勉強させるのか、ということです。
 勉強法の本なのに、生活習慣の大切さが出てきます。部屋の掃除。本棚の整理。早寝早起き。勉強をするためには、まず、生活の基本から、立て直す必要があるということです。これは、仕事をするうえでも大事である。整理整頓は意外と忘れやすいもの。勉強も仕事も同じだと思いました。そして、経験をベースに、そこから自分で自分に課題を出して、やることを決め、自分にやらせる。
<ポイント>
・作戦ノート・・・目標や計画、時期などを書き出していって、「目で見て」考えるのです。(p54)
・結局は「1日のノルマの設定」に行き着きます(p112)
・その差はわずか20分だったり、30分だったりするのですが、これが1週間たち、2週間たち、1ヵ月、半年、1年と積み重なった場合には「巨大な差」として現実化してしまう。(p118)
・いい加減に1〜2ヵ月で1回転させ、その後、何回転も繰り返す・・・具体的には1日30〜50語くらいを市販の単語帳にチェック(p134)