リーダーの心得とは

 私は熱意と共感と考えているが、『これからのリーダーに贈る17の言葉』(佐々木常夫著)を読み、改めて意を強くした。
具体的には、
●「本来、人を動かすのに「武器」は必要ない。いや、そもそも「人を動かす」という発想自体が、リーダーシップの本質からはずれているのかもしれない。大切なのは、己のなかに「自分の志をなんとしても実現したい」というピュアな思いがあるかどうかなのだ。そして、つらくても、苦しくても、その思いを とげるために自らを、その志に向けてリードし続けることができるかどうかなのだ。その思いが本物であれば、きっと周りの人は動き出す。そのとき、私たち は初めてリーダーシップを発揮することができるのだ。」(p.23)
 このフレーズを読むと、まさに、「武器はいらない、志を実現したいという思いと行動があれば良い。リーダーに武器は必要ない。志を実現するための行動 があれば良い。その行動を見て、周りの人は動き出す。」ということである。まさに熱い想いから共感を招くともいえよう。
●「信頼の起点になる、」という話があった。約束を守る、人の悪口は言わないといったことを、できる人になる。周りはそうではないかもしれない が、まずは、自分がその起点になる。起点になれるようになりたい。「約束を守る」ことは人間の信頼関係の根幹をなすことであり、当然であるが、「人の悪 口は言わない」ということは不満の火種になるものであり、もう一度振り返りなおしていきたい。