一生懸命さを大事に ・・・30代よ社会の覇権を獲れ。

 メールへのコメントをいただく。改めて、一生懸命に仕事に勉強に鳥kんでいる様子が書かれてあった。私のブログをみて、乾燥のコメントを書いていただき、感謝したい。そして、私も一生懸命さを見習いたい。いつも一生懸命に取り組んでいるつもりでも、人の弱さかもしれないが、フッと力を抜いてしまうこともある。もう一度原点に戻り頑張ってみよう。

●『30代が覇権を握る! 日本経済』(冨山和彦著・PHPビジネス新書)から
 ・下山するなら自力で下りろ!若い世代に負担を掛けるな。超過激な本である。「団塊世代」など、おカネに余裕がある高齢者の意見がまかり通る日本。一方、働き盛りの30代は、年金や介護、医療費の負担増を強いられ、上がらない給料をやりくりしながら苦しんでいる。このままでは日本経済の活力が完全に失われる。まさに、本書では、高齢化社会のための負担増を真っ向から否定。
「おカネがある世代は、自力で生き抜く」ことを前提に、年金、医療問題のシンプルな解決策を提案。働き盛り世代のモチベーションが上がるアイデア満載の経済オピニオン書である。我々からすると若者に負けるなとハッパをかけているように感じる。元・産業再生機構業務執行最高責任者で知られる冨山和彦さんの新著。中身もかなり過激でした。「これからの日本を、私たちはどうしていくべきか」について考えさせられた本である。
 ・最低限の保障は強制加入&掛け捨てで
 すべての国民に憲法第25条の言う「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するために、公的年金があると考えればスッキリする。そしてこの最低限の保障を約束する部分は、自賠責保険のように強制加入&掛け捨て的要素をきわめて濃厚にして構わないと思う。公的年金は、一定年齢に達した人が申請すれば、原則支給されるが、一定以上の所得にある人やストックのある人に対しては、非給付または減額される仕組みにする。現在、導入が進められている納税者番号制が実現すれば、個々人の所得状況、資産保有状況はかなり詳細かつ正確に捕捉できるので、制度運用は十分に可能だ。
 ・高齢者でも医療費は3割負担に
 原則70歳以上の人々の1割負担というのも、現在の70歳で廃止し、ラクをしてきた団塊の世代には応分の負担を強いるのが筋である。もちろん、団塊の世代に限らず、いまの60代より下は、基本的にはみな同じ条件だ。新しい医療保険では、全世帯一律で3割負担。年寄りだからという理由だけでは、負担軽減の理由にはしない。こうすれば自己負担が増える2割分の差額(これは現在でも数兆円分あるはすで、今後、団塊世代の高齢化の進展でさらに巨大な額になる)の支出削減効果は甚大だ。
 ・解雇規制緩和と引き換えに定年は廃止する
 私は、「解雇規制を緩和して、解雇自由の原則に戻る代わりに、定年は廃止する」ことを主張したい。もちろん解雇自由の原則というのは、いつでも好きなように解雇できるということではない。裁判所の言う解雇4要件はそのままでいいから、そこに金銭的補償の程度を加味して、総合的に解雇の正当性を認めるべきということだ。要するに雇用契約の根本は、やはり経済的な契約なのだから、最終的にはお金で解決することを認める世界である。定年廃止の件も、「雇用規制緩和」「定年制の廃止」に加えて「完全能力給化」の3点を「全部セットにして同時に導入しなければ、体系として機能しない。
 ・高校や大学は職業訓練校にする
 文系の学生には、必ず簿記の知識を学ばせるべきだろう。仕訳ができて、エクセルで複雑な演算を計算するとか、経営の数字が読めて、電卓をブラインドで素早く打つ。さらにはビジネス文書が書けて、インターネットで必要な情報にアクセスして、パワーポイントでプレゼンができて……。もう一度繰り返すが、コンピュータや最新ITデバイスを使いこなし、インターネットのリテラシーを高め、コミュニケーション能力を磨き、英文メールを読み書きし、正しい契約の知識を身につける。そういうことを高校や大学で教えればいいのだ。上位のいくつかの学校は訓練校ではなく「アカデミックスクール」として残すそうだ。

 かなり過激である。しかし、生活保護の増と年収200万の若者の現実からどう脱却するのかが大きな課題である。特に就職のミスマッチの未就労者対策は今後の大きな課題である。まさに、若者を覇権をとり、社会を変えてみようではないか。戦え、30代よ。