今年を振り返る。 そして原田泳幸の「経営改革論」とは

 早すぎるかもしれないが、今年をふりかえるとともに、来年以降の計画を策定。ますは、残り僅かの2カ月を計画達成に向けて頑張っていこう。

 ● 原田泳幸の経営改革論

 ■P24
  マクドナルドは、カレーライスやチャーハンを出していたそうです。ただ、それは「絶対にやってはいけない、マクドナルドでしかできないこと
 ではない」からです。こういった「らしさ」を取り戻す。基本を取り戻すこと。これがいかに重要であるかを浸透させる必要がある。


 ■業績回復する企業に共通する「らしさ」
 ・コーヒーが売れるとビックマックがもっと売れる。
 ・基幹ビジネス、コアのメニューを持って売っていくために新しいメニューを出していく。


 ■新しいことをしようとするとき P35
 ・何か新しいことをしようとするとき、公園の木が大きく成長する時、同時に深く根を張っていく。それと同じように、業績が上がれば上がるほど一番下 のレイヤーであるQSCがより強固でなければいけない。ビジネスにおいても何か新しいことをやるときは、必ず基礎を練習しないと上達しない。しかし、 人間悲しいかな基礎を一番やりたがらない。でも、ビジネスは そういうわけには行きません。やはり「基礎、基礎、基礎」。その為、第一優先の施策は 今も、未来もずっとQSCで有る必要がある。

 ■マクドナルドはピープルビジネス
  ・マクドナルドはピープルビジネス

  1.ES(従業員満足度)が上がる
  ↓
  2.TO(離職率)が下がる
  ↓
  3.CSO顧客満足度)が上がる
  ↓
  4.前年対比既存点売上高が上がる

 ■原田詠幸のビジネス理念
 ・基本に立ち返る
 ・強さを伸ばす
 ・解決のリーダーシップが取れない人材は要らない
 ・リスクをとらないリスク、リスクをとる体力
 ・リサーチで企画をするな
 ・サイエンスとサイコロジー(科学と心理学?)
 ・ビジネスに終わりは無い、成功した時こそ危機
 ・周りの変化に合わせるのではなく、自ら変革を起こす
 ・非常識を常識に。できない理由はチャンスである。
 ・ビジネスはスピード、決定する前に実行せよ
 ・文化を浸透させるには3年必要。繰り返し何度も伝える。
 ・職位ではなく職種
 ・組織とは戦略をスピーディーに実行するためのもの
 ・後継者育成はマネジメントの使命である。
 ・売り上げの伴わないブランドの使命である
 ・世界のルールで戦え
 ・日本の文化を知り、世界の文化を知る。

  割と多くのビジネス理念がありますが、「基本に立ち返る」、「強さを伸ばす」「解決のリーダーシップが取れない人材は要らない」などについては大 事なことである。