共感とは。共感を得るためには。そして、「仕分け対象に復興関連など42事業決定」という方針のようだが、仕分け以前の問題。復興予算からはずせばよいこと。

◆共感を得なければ仕事もはかどらないはず。命令だけでは人は動かない。
 共感とは、同じものを感じ、同じ経験をすること。共感される文章とは、読者に「私も同じ経験があるわ」「同じ考えだわ」と思われる文章のこと。共感されることで、親近感を持ってもらうことができる。人は、親近感を抱いた人の話に耳を傾ける。
 例えば、もし、母子家庭への社会保障制度を充実させる法案を訴えるなら、母子家庭経験者の議員が訴える方が支持を得やすい。「私も母子家庭です。国の制度には以前から不満がありました」と。同じように母子家庭への社会保障を訴えるのでも、経験者から訴えられる方が共感される。と同じ経験や立場に立つことで、心理的な距離を縮めることができる。
 相手に共感される文章を書くには、相手を理解しなくてはいけない。相手を理解できなければ、共感されるものはできない。今までの経験や体験が、にじみ出てくる。同じ行動でも、早いか遅いかで印象は大きく変わる。人は、スピードで熱意を感じる生き物かもしれない。熱意があれば人の心を動かすことができる。
 人の感情は、行動を書くことで表現できる。「私は、理不尽な態度に怒りを覚えた」というより、「あまりにも理不尽な態度に、私は拳を強く握りしめ、相手を睨みつけた」と言う方がより、怒りの感情と情景を描写することができる。感情をそのまま表現するのではなく、行動を描写して話すことにより、感情を伝えることができる。
 また、語尾には「だ・である」調と、「です・ます」調がある。ほかにも語尾に「ね」を使ったり、方言を使うこともできる。語尾の使い方でずいぶん印象が違ってくる。人に何かを教えるなら、「だ・である」調。少し低姿勢で書くなら「です・ます」調。人間関係を気づくのであれば、柔らかい語尾がいい。相手が地元の人であれば、方言を使うのもいいかも。
 人は「なに」をしているかより、「なぜ」に共感する。「なに」にこだわっているのか、だけでなく、「なぜ」こだわっているのか。「なに」を目的に事業をしているのか、だけでなく、「なぜ」それを目的にしているのか。これが大事。
「ありがとうは」魔法の言葉である。「ありがとう」があるだけで、愛情を感じまる。例えば、新幹線や飛行機に乗った際に、英語でアナウンスが流れます。アナウンスの最後は必ず「サンキュー」と流れます。最後に「サンキュー」と流れるだけで印象が違ってきます。
 言葉でも、同じことが言える。文章の最後を感謝の言葉で締める。「お力沿いに感謝しております」「いつも、ありがとうございます」「最後まで、お聴きただきありがとうございます」感謝の言葉があるだけで気持ち良くなるもの。最後に感謝の言葉をつけ加えてみたいもの。

◆ 『政府の行政刷新会議(議長・野田佳彦首相)は8日の会合で、16日から3日間実施する「事業仕分け」の対象となる42事業を決めた。被災地との関連性が疑われている東日本大震災の復興予算や、日本再生戦略で重点分野に掲げた事業などを選んだ。
 復興予算関連は17事業で、総額は約7300億円。消防庁のヘリコプター整備や税務署の耐震化、独立行政法人国際交流基金への運営交付金など被災地との関連が薄いとみられる事業が中心だ。日本再生戦略の重点分野(環境、健康、農林漁業)では、農林水産省の森林整備などが効果的かを検証する。判定次第で2013年度予算案からの除外を検討する。
 生活保護費の見直しについても議論する。保護費の削減額など具体的な数値は示さないとみられるが、受給者への医療費の自己負担の検討を含めて今後の対応策を示したい考えだ。首相は会合で「被災地が真に必要とする予算はしっかりと手当てしつつ、それ以外は厳しく絞り込む」と強調した。ただ、復興関連で執行済みの事業は対象外で、実効性を疑問視する声もある。「仕分けは3日間で時間に限りがある」(藤本祐司内閣府副大臣)ため、対象事業の数も絞り込んだ。』と言うニュースであったが、なぜ仕分けをするの。国民は復興事業に使うから復興増税に納得したはず。わけのわからないうちに、復興関連という名のもとに使われるていることに関して国民は怒っているのであって、仕分け以前の問題ではないか。仕分けせずとも、事業をやめるべきではないか。どうも国民意識を理解できない政府と言う証しではないか。防災対策等は不可欠のものであろうが、それは一般予算の問題であり、それをどうするのかを考えるべきであり、今回の仕分けの問題ではない。仕分けをする必要はない。仕分けをするにしても経費がかかる。また無駄使いをするのですか。