一体日本はどうなるのか。そこまで政治家に残りたいのか。

 政治家の劣化の証明。日本をどうするのかの理念もなく、離合集散している政治家。デフレ経済をどう脱却するのかを道しるべを示して、選挙に臨むべきではにか。

● 民主離党7人、与党過半数割れ 衆院16日午後解散(2012/11/15 21:09)
 野田佳彦首相は16日午後の本会議で衆院を解散する。首相が条件に挙げた3課題のうち、今年度予算の執行に欠かせない赤字国債発行法案と「1票の格差」是正のため衆院小選挙区を「0増5減」する法案は15日に衆院を通過し、16日に参院で成立する。一方、首相の14日の解散表明後に離党の意向を示した民主党衆院議員は7人になり、与党会派は衆院過半数を事実上割り込んだ。
 解散3条件のうち残る社会保障制度改革国民会議を巡っては、民主、自民、公明3党が15日、国会内で開いた実務者協議で、月内に同会議を設置する方向で合意した。自民、公明両党が16日に委員の推薦名簿を提示し、政府が近く決定する。首相が求める衆院の本格的な定数削減は、民自公3党が来年の通常国会での実現を約束する合意文書を詰めている。
 民主党は動揺が収まらない。若手の初鹿明博衆院議員は15日、離党を決めた。山田正彦元農相も離党を表明し、新党結成に向けて調整を進めた。輿石東幹事長は記者会見で離党者続出について「責任は十分感じている。その責任をきちっと取るためにも選挙は陣頭指揮する」と述べた。第三極の連携に向けた動きも活発になった。石原慎太郎東京都知事が結成した太陽の党と河村たかし名古屋市長が代表の減税日本は、共同記者会見で合流する方針を表明。石原氏は日本維新の会代表の橋下徹大阪市長と16日に会談し、合流の是非を最終判断する。
 石原氏は15日、みんなの党渡辺喜美代表とも会い、維新を含めた連携の可能性について協議を進める方針で一致した。維新とみんなは政策協議で大筋合意し、選挙協力の調整を本格化する。
 新党きづな国民の生活が第一に合流する。参院会派「みどりの風」は民主党に離党届を出した山崎誠衆院議員が加わり、国会議員5人で新党を結成した。社民党阿部知子政審会長は離党届を提出し、みどりの風への合流を検討している。


●  民主大揺れ=執行部、離党にお手上げ
 16日の衆院解散を前に、民主党から逃げ出す議員が続出し、同党は大揺れとなった。世論の厳しい「逆風」を受け、民主党に所属して衆院選は戦えないと判断しているためだ。執行部は特に慰留せず、「去る者は追わず」の姿勢を取るしかない状況だ。
 「民主党として戦うことはできない」。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に慎重姿勢を示す山田正彦農林水産相衆院長崎3区)は15日午後、都内で記者団に離党を明言した。山田氏は野田佳彦首相がTPP交渉参加の姿勢を崩さず、衆院選の争点にしようとしていることに反発。離党して筋を通すしかなかった。
 同日は民主党衆院議員の中川治(大阪18区)、富岡芳忠(比例北関東)、山崎誠(比例南関東)各氏が離党届を提出。長尾敬(大阪14区)、初鹿明博(東京16区)両氏も離党の意向を固めた。日本維新の会に合流する小沢鋭仁環境相(山梨1区)と合わせ、離党者は7人に上り、国民新党(3議席)を含む与党統一会派は事実上238議席となり、過半数を割り込んだ。 
 富岡氏は離党の理由について「民主党はもはや官僚に依存するだけの自民党政治と全く変わらないものになってしまった」と強調したが、いずれも12月16日投開票の衆院選をにらんでの行動だ。
 相次ぐ離党の動きに、民主党執行部はお手上げ状態だ。輿石東幹事長は解散確定前の13日の会合で「ドジョウは泥水の中でも生きている。金魚は水槽から飛び出せば死んじゃう」と、若手議員の落選を懸念して解散に反対していたが、党幹部は周囲に「出たいやつはほっておけばいい。金魚とは、ああいう連中のこと」と突き放した。 別の党幹部は「出て行くやつは箸にも棒にも掛からないような者ばかりだ」と決め込んだが、止まらぬ「離党ドミノ」になすすべがないのが実態だ。
民主党を離党する衆院議員
 富岡芳忠(比例北関東(1)) →みんなの党 小沢鋭仁(山梨1区(6))  →日本維新の会 山崎 誠(比例南関東(1)) →みどりの風 長尾 敬(大阪14区(1)) →自民党 中川 治(大阪18区(2)) →? 山田正彦(長崎3区(5))  →?(注)敬称略。かっこ内は選挙区、丸数字で当選回数

●石原共同代表:4党合流を提案 みんなと維新は大筋合意(毎日新聞 2012年11月15日 21時46分)
 太陽の党の石原慎太郎共同代表と減税日本河村たかし代表は15日、東京都内で記者会見し、12月16日投開票の衆院選に向け、日本維新の会みんなの党も含めて4党での合流を目指す考えを表明した。石原氏は「小異を捨てて大連合だ。統一党でやれる」と述べた。
 太陽と減税は消費増税など政策での違いが大きいが、河村氏は「全く一致する」と述べた。第三極結集を優先する石原氏と、連携協議が遅れていた河村氏が結んだ形だが、野合批判も受けそうだ。
 石原氏は4党の合流に向け15日、都内でみんなの渡辺喜美代表と会談。維新を含めた3党の連携協議の継続で合意した。また、石原氏は16日には維新を率いる橋下徹大阪市長と会談する。橋下氏は15日の記者会見で、4党合流について「なんとか良い方向に行ければと思う。石原さんの力を借りないと全国的に戦うのは難しい」と強調。石原氏との会談で合流を最終判断する考えを示した。
 維新とみんなも15日、両党の政調会長が国会内で会談し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加など10項目の共通政策で大筋合意した。
 また、参院会派「みどりの風」は15日、新党設立を総務相に届け出た。谷岡郁子氏ら参院議員4人と、同日、民主党に離党届を提出した山崎誠衆院議員で発足。国会議員5人の政党要件を満たした。社民党阿部知子政審会長も同党を離党して参加を検討する意向を表明した。
 一方、国民の生活が第一新党きづなは15日、国会内で合同両院議員総会を開き、きづなの解党と内山晃代表を除くきづなの衆院議員6人の生活への入党を決めた。