『やむにやまれぬ心』  

 黒船来航。ペリーの再度の来航。幕府は井伊直弼を中心に開国に入る。いよいよ幕府激動の幕末を迎えることになる。
 明日「八重の桜」予告編から第二回は『やむにやまれぬ心』。


(今日のニュースから)
◆緊急経済対策、史上最大規模20兆円 安倍首相「批判は違う」
安倍政権は、史上最大規模20兆円を超える緊急経済対策を打ち出した。しかし、肝心の財源は確保できるのか。大幅に増額された公共事業費に、一部からばらまきとの声もあがっている。安倍首相は「額に汗して、頑張って働けば、必ず報われる。まっとうな社会を取り戻していくためにも、長引くデフレと、円高からの脱却が、決定的に重要であります」と述べた。
11日に閣議決定した緊急経済対策の内容について、安倍首相は「強い経済を取り戻していくためには、大胆な金融政策、そして、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略という、3本の矢を同時展開していくべきだと考えています」と述べた。政府の支出総額は、10兆3,000億円。自治体や民間の負担をあわせた事業規模は、20兆2,000億円にのぼる。実質GDP(国内総生産)をおよそ2%押し上げ、60万人の雇用を創出するとうたっている。安倍首相は「例えば、命と暮らしを守るインフラの再構築を図り、国道整備だけでも、約50万件を緊急点検します」と述べた。
東日本大震災の復興費用や、甚大な被害を出した中央道笹子トンネルの崩落事故をふまえて、老朽化が進む道路などの社会インフラの総点検を盛り込んだ「復興・防災対策」には3.8兆円、そして、再生医療の実用化など、「成長による富の創出」に3.1兆円、医療体制の充実など、「暮らしの安心と地域活性化」に3.1兆円が充てられる。今回の緊急経済対策で、政府が投じる10兆3,000億円のうち、公共事業には、およそ4割の3兆8,000億円が充てられる。「コンクリートから人へ」を掲げた民主党政権時代に削減が続いていた公共事業費が、大幅に増額された。しかし、今回、公共事業費に充てられる3.8兆円には、学校の耐震化や老朽化対策工事に計上される3,300億円などの費用は含まれていない。
こうしたことから、実質的に公共事業費にあたる費用は、さらに大きくなるとみられ、一部ではばらまきではないかという声もあがっている。安倍首相は「批判も耳にしますが、それは違います。国民生活を守る事業、成長や地域活性化を促す事業に対象を重点化し、費用と効果の比較も見えるようにしてまいります」と述べた。そうした中、11日の日経平均株価は、緊急経済対策を受けてか、1年11カ月ぶりに1万0,800円を超えた。街の人は「アベノミクスがずいぶん頑張ってやるものだから、当座は景気がよくなるだろう。ただ、長い目で見ると、どうなるかは大きな問題なので、よく注目しておかないといけない」、「景気がよくなれば、税収も増えて、借金が減るということだと思うが、バランスを外さないようにしてほしい」などと語った。 今回の経済対策の財源の一部には、前年度の余剰金が充てられるが、足りない分は、5兆円を超える建設国債を発行して補うとしている。

(1月12日生まれの偉人)
◆三浦 朱門(みうら しゅもん、1926年(大正15年)1月12日 - )は、日本の作家。日本芸術院院長(第4代)。日本大学芸術学部教授、文化庁長官(第7代)、社団法人日本文藝家協会理事長(第7代)などを歴任した。
1951年の「冥府山水図」で「芥川の再来」と呼ばれ、52年「斧と馬丁」で芥川賞候補となり、作家活動に入る。妻の曽野綾子とともに、第三の新人の一人。48年から日本大学芸術学部非常勤講師、52年10月助教授、67年10月教授となるが、1969年の日大紛争で学生からも孤立し、辞職。2004年に日本芸術院の院長に選出され、また2005年3月まで日活芸術学院の学院長を務めた。