『いつまで続く?株の高騰「アベノミクス効果」の今!』,、そしていかに自分を振り立たせるのか。

◆『いつまで続く?株の高騰「アベノミクス効果」の今!』(2013年5月21日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京より)
 4月24日に日本橋で行なわれたみずほ証券の投資セミナー。多くの参加者が居たが、その中心は中高年だった。参加者の一人、墨田区に住む男性は4月に自動車部品メーカーの株を購入。その株は1か月で5割ほどの値上がりとなった。この男性はリーマンショック以降、投資を控えて貯蓄中心だったが、アベノミクスという言葉が世間ではやりだした頃から株購入を再開。現在株価は、上昇中で1万5000円を突破。流れを変えたのはデフレを脱却するため、インフレ政策を打ち出したアベノミクス。これにより為替相場も急激な円安ドル高へと変化。日本経済新聞社の鈴木編集委員は、流れが180度変化し円安インフレの世界では、じっとしていたら負けてしまうと指摘。さらにUBS証券千代田区)には、海外投資家から日本株への買い注文が殺到するなど、巨額の海外マネーも流入するなど、流れが変化。
 東京・北区の住宅街を歩くりそな銀行の営業担当者。訪れたのは新たな投資を考えはじめた顧客で、担当者は安倍首相のアベノミクスにあやかった「りそなノミクスはチカラもち」という、アベノミクス効果で値上がりしそうな企業に投資する投資信託商品だった。この商品は人気を集め、4月に売り出した100億円分は10日で売り切れ、急遽追加した分も完売。りそな銀行では新たに300億円規模の新商品を投入する事も決定した。アベノミクスで値上がりしそうな株は何なのか?ファンドマネージャーの久高氏は「成長戦略」に注目。実際に現場に出向き、企業活動を自分の目で確認して投資先を探していたが、その中には女性が中心のフィットネスクラブなどもあった。
 日本の株価高騰を世界の投資家はどう見ているのか?それを探るためシンガポールを訪れ、大物投資家のジム・ロジャーズ氏を直撃することとなった。彼は、ここ数年株価が低迷する日本の株を一貫して購入し続けてきたが、株価が値上がりしたこのタイミングでその殆どを売却。その理由については利益確定のためとし、数ヶ月で50%の株価上昇は尋常ではないと付け加えた。さらに日本は国の借金の多さや人口減少…など問題も抱えており、総理は今は多くの人にいい思いをさせているが、これらの長期的な問題には手を打てていないと指摘。
大阪のとある住宅街で、FXを行なっている専業主婦の女性を取材。この女性は、夕食の準備をしながら外国通貨為替相場をチェック。現在、彼女のような主婦投資家が増えている。いまFXを新たに始める人が急増。渋谷で行なわれた初心者向けのFXセミナーには多くの参加者が居たが、金融先物取引業協会の調べではFXの取引額は4月に月間の過去最高を記録。セミナーを企画したFXプライムの上田氏は、参加者が増えているのは円安が続く最近の円相場が分かりやすいからだと指摘した。しかしそれでも難しいのがFX。先ほどの主婦は、3月に大きく損失をだしていたが、4月には約24万円の利益を出していた。
5月2日翌日にアメリカの雇用統計が発表されるとあって、FXプライムでも準備に追われる。同じ頃FXを行なっている主婦もFX仲間とあつまり、一緒に取引をしようとしていた。21時30分の発表を前にFXプライムではディーラーたちが準備。この時点での相場は1ドル97円台の後半。発表された雇用統計は市場の予想を上回る結果で、ドル相場は急上昇しほんの数分で99円を突破した。5月3日夜。大阪ではFXを行なっている主婦らが集まり、雇用統計の発表を待ち一緒に取引をしようとしていた。史上予想を上回る雇用統計が発表されると、一気にドル高となったが、まだドルは上がるとよみしばらく持ち続ける判断をとった。同じ頃FXプライムでは、ようやくリーディングルームが落ち着きを取り戻していた。30分間での取引額は約574億円だった。ちなみにここから1週間後の5月10日には1ドル101円台となっていた。今回利益を出した専業主婦の女性だったが、以前サブプライムショックで一晩で300万円の損失を出した事もあった。FXは自己資金の35倍の取引が可能なため、その時と変わらない危険性は今でも存在。日本経済新聞社の鈴木編集長は、初心者は5倍くらいを上限として取引をしたほうがいいのではないか?と指摘した。
 人気の湾岸エリア豊洲に新たに建つスカイズタワー&ガーデンのショールームには、多くの客が訪れていた。不動産経済研究所によれば3月の首都圏マンション契約戸数は昨年の約1.5倍と活況。ショールームを訪れていたお客さんはアベノミクスで値上がりを予想し、その前に購入しておきたいとの思惑がある人が多かったが、三井不動産レジデンシャルの斎藤氏によれば、アジアを中心とした富裕層が、東京の高額物件を探している傾向があるのだという。5月中旬東京・新宿では、台湾の方々が不動産会社が企画した不動産見学ツアーに参加。訪れたのは代々木上原駅近くの「ルジェンテ代々木上原」(東急リバブル)という物件。ツアー参加者は円安をうけて、日本のマンションに投資するならば今がチャンスだと語っていた。日本の不動産への投資がブームとなっている台湾を取材。台北市の書店には「安倍についていき日本で設けよう」との見出しの雑誌が並び、テレビのニュース番組でも円安で割安感が出ている事が取り上げられていた。台湾の不動産仲介大手「信義房屋不動産」では日本のマンション投資のためのセミナーが実施されたが、これらのセミナーには今年に入り参加者が急増。客に勧めるのは、千代田区中央区など都心の物件が中心だった。台北市内に住む、日本のマンションを買おうとしている女性を取材。この女性は、自宅意外にも台北にマンションを所有しているが、次の購入先は東京のマンションにしようと決意し、エリアの選定を行ない、千代田区まで赴いてマンションを細かくチェックしていた。日本経済新聞社の鈴木編集委員は、外国人投資家はシビアに見ており、成長戦略をきちんとうちだすかどうかが確認されないと、日本から遠ざかってしまう可能性があると指摘した。
 日本の個人投資家たちは、今後を堂見ているのか?FX個人投資家の女性は、円安ドル高は進み105円くらいをターゲットにするのではないか?と見ていた。また、最近株への投資を増やした男性は「アベノミクスは非常にいいが、株価が上がる速度が早すぎる」と述べた。江口洋介が、日本の株や不動産が買われているのは、先行きへの期待感のためで、本当に大切なのは日本経済が実体を伴い、力を取り戻す事だとまとめた。


◆最近、あまり燃えないじぶんがそこにいる。いかに自らのモチベーションをあげ、自らを奮起させることができるのか。思考錯誤である。 久しぶりに万年筆を使う。使えそうだ。パーカーの3本セットであり、当時は高価なものであり、これから大事にして使っていきたいものである。

(5月21日生まれの偉人)
◆板垣 退助(いたがき たいすけ、天保8年4月17日(1837年5月21日) - 1919年(大正8年)7月16日)は、日本の武士(土佐藩士)、迅衝隊総督。明治・大正の政治家。自由民権運動の思想家。幼名は猪之助。退助は元は通称。諱は初め正躬(まさみ)、のち正形(まさかた)。号は無形(むけい)。土佐三伯の一人(他に後藤象二郎佐々木高行)。自由民権運動の主導者として知られ、「庶民派」の政治家として国民から圧倒的な支持を受けていた。薨去後も民主政治の草分けとして人気が高く、第二次世界大戦後は50銭政府紙幣日本銀行券B100円券に肖像が用いられた。
 2006年に玄洋社記念館(昭和53年開館、58年に社団法人)を訪ねる。館長が玄洋社発祥の地に連れて行ってくれた。今はNTTドコモ九州ビルの一角に「玄洋社跡」という碑が建っている。そこからさほど遠くないビルの2階に記念館はあった。商法制以前、社は志を同じくする人間が集まって研鑽をはかる士族の結社という意味を持っていた。玄洋社は「皇室を敬載すべし」「本国を愛重すべし」「人民の権利を固守すべし」との三原則を基幹とした政治結社明治12年にこの名前になった。佐賀の大隈記念館で大隈外相を襲い条約改正を葬った来島恒喜が玄洋社社員だったことを思い出した。玄洋社は、自由民権運動憲法の新設、国会の開設、祖国の国力伸張に奔走する。また屈辱的外交条約の破棄、アジア主義に基づくアジア民族の自決独立の援助を行う。孫文を助けるなど中国革命における玄洋社の存在は大きく第二次世界大戦終了直後まで日中平和工作を継続していた。記念館入り口の写真や関係者の名簿に度肝を抜かれる。頭山満広田弘毅中野正剛緒方竹虎、進藤一馬などそうそうたる人材が輩出している。1946年に玄洋社は占領軍により強制的に解散される。その玄洋社創始者の一人が頭山満である。遠山は1855年生まれで1944年に亡くなっている。「ふるさと博多」シリーズという小冊子には「無位、無冠。在野の頭領。不思議な大きなひと」との評が出ている。萩の乱連座し投獄、出獄後は板垣退助と交わった。福稜新報を創刊し社長。大隈外相爆弾事件にかかわる。満州義軍結成を支援。浪人会を結成し大正デモクラシーの風潮と対決。純正普選運動を展開。孫文、ボースら亡命政客を保護。戦前右翼界の長老として晩年は神格化される。

<本の紹介>
・幕末三舟伝 http://d.hatena.ne.jp/asin/433604984X
 ●自治体職員の読書ノート 「頭山満『幕末三舟伝』」http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20121016
 「三舟」とは勝海舟高橋泥舟山岡鉄舟のこと。奇しくも名に「舟」のついたこの3人が、幕末の動乱期にあってどれほどの忠義を発揮し、どれほどのきわどい局面を切り抜け、その行動力と胆力で時代を支え続けたか。本書はその生きざまを「見てきたように」活き活きと描き切っている。しかもそこには、語り手である頭山満の眼が常に光っている。頭山満を人名事典ふうに説明すれば「ナショナリスト」「アジア主義者」「国粋主義者」なんて書かれることが多いのだが、いやいや、そんなありきたりの枠では、この人物のスケールは到底収まらない。徹頭徹尾「無私」を貫き、中国の孫文朝鮮半島金玉均、インドのボースらを助け、途方もない視野の広さと懐の深さで、アジアや日本全体を広く深く見つめ続けてきた。右翼の大立者と言われつつ、リベラルの中江兆民と親しく交わったのは有名な話。
 そんな大局観と肚の座り方、人間としての途方もない器のデカさは、そういえばどこか「三舟」と似ているところがある。彼らもまた、尊王・佐幕がぶつかりあった幕末の世にあって、肚をどっかりと据え、同時に視野を広く持ち、日本のあるべき方向をしっかりと見定めて行動を起こした人々であった。日本史の教科書ではあっさりと書かれてしまう江戸城無血開城大政奉還が、これほどにきわどい、紙一重の状況で成し遂げられたとは思わなかった。いや、史実としては知っていても、実感を伴ったのは今回が初めてだったかもしれない。なにしろ当時の状況からすれば、日本は完全な内戦状態に陥ってもおかしくなかったのだ。
 もしそうなっていれば、本書の中で英公使パークスが指摘するように、居留している外国人を守るべく英仏の軍隊がそこに介入し、結果として日本がインドや清国の二の舞になっていたこともまた、想像に難くない。そこをギリギリのところでかわしたのが、例えば鉄舟の官軍どまんなかへ乗りこんでの直談判であり、有名な勝海舟西郷隆盛との会談であったのだ。彼らのような傑物があの時代に同時多発的に出現し、しかもしかるべき時期にしかるべき地位に就いていたことは、考えてみればとんでもない奇跡であり、日本にとっての幸運であったろう。余計なことかもしれないが、たとえば満州事変から大東亜戦争に至るあの時代に、もし一人の勝海舟、一人の西郷隆盛がいたら、果してあのような「敗戦」を迎えることはあっただろうか。
 なお「三舟」の中では勝海舟の知略、山岡鉄舟の胆力のインパクトに比べ、高橋泥舟の忠義はいささか地味な印象が否めない。まあ、それが泥舟らしいといえば「らしい」ところではあるのだが、そうした地味な働きもまた、天下を動かす重要な役割を果たすことがあることを、本書は伝えてくれる。泥舟の存在は、まさにそうした「縁の下の力持ち」の重要性を後世に示したのかもしれない。いや、実は私が本書を読んで一番好感をもったのは、実は泥舟の「地味な忠義」であったのだ。
・龍馬の運命を決めた五人の男 (静山社文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/486389029X
孫文辛亥革命を助けた日本人 (ちくま文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4480426345
・最後のサムライ山岡鐵舟http://d.hatena.ne.jp/asin/4905706211
孫文の女 (文春文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/416753407X
毎日新聞社説 社説:中国辛亥革命 「民族」より「民権」を - 毎日jp(毎日新聞)http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20111015/1318639598
  北京の記念行事には、宮崎滔天梅屋庄吉孫文を支援した日本人の子孫が招かれた。西欧列強のアジア侵略に、東洋人の団結で対抗しようという孫文 の大アジア主義に共鳴した日本人もいた。こちらは、日中の「共通の記憶」である。
板垣退助君伝記 第四巻 (明治百年史叢書)

<商品紹介>
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<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20120521