最後の夏休み。(505日 (333日間継続中))

◆今日一日夏休みをとる。旅に出るわけではない。母親の病院付き添いである。併せて高齢者の健康診断を受診。視力も落ちてきているようである。これからも母親の介護が続く。長生きしてほしい欲しい気持ちには変らないが、自由な時間が欲しいもんである。明日また、猛暑で、週末は台風の影響で天気も悪いようである。週末介護もあるが、草取りも大変かもしれない。自由な時間が欲しいものである。
 たまにはゆっくりと旅行に出かけたいものである。一人旅は、ある面さびしいが、知らない街やそこに住む人と出会いがあるかも。(505日 (333日間継続中))

◆『どんな会社も生まれ変わる』(細谷英二著。日経BP社)から
 この本はJR東日本の「駅ナカ」ビジネスの基礎を築き、りそな銀行の改革に成功した故・細谷英二氏による経営論(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822274241)。
<ポイント>
・男性の応募もあったが、彼らは大企業のホールセール取引や国際業務を希望した。ところが、りそなが推進しようとしているのは、中小企業やオーナー経営者との取引であり、個人に住宅ローンや投資信託などを販売するリテール業務だ。こういったリテール業務には女性が積極的に応募してきた。結果的にそれがよかった。
・女性の能力をさらにアップさせるため、オリエンタルランドリッツ・カールトンなどサービス品質に定評がある異業種企業に研修に出した。女性は自分たちが期待されていることを感じ、生き生きと張り切って働くようになった。やがて女性のマネージャーは約2割の水準に達し、りそなはダイバーシティーという面で日本の最先端を走る企業となった。さらに、りそなには現場で働く女性のアイデアをもとに、銀行界で初めて特許を取ったシステムがある。
・他流試合で通用する人材になれ。
・男はいつまで生きるかということではなく、何をするかだ。
・りそなが役員に求める7つの資質
1.変革志向の強さ
2.勝ちにこだわる
3.顧客の喜びを追求
4.問題を見極める
5.新しいりそなを創る
6.情報を嗅ぎ取る
7.組織を動かす力
・りそなでは端末を設置したブースを作り、窓口の女性担当者が顧客に操作を伝えつつ金融商品を勧めるシステムも取り入れた。その結果、事務効率と販売生産性の両方が同時に向上した。この仕組みは支店の女性社員たちのアイデアに基づくもので、細谷さんはこの仕組みで、銀行界で初めての“特許”を申請させた。
・変革はV字回復の後ほど難しい
・独自の存在価値を示せない企業に未来はない。

(今日の出来事)
・米 オバマ大統領 シリアへの“軍事行動も辞さず” 改めて示す。
・リニア実験線 「時速500キロ」走行試験 再開 (NHKニュース7 2013/8/29 19:20)
・“庶民の足”を狙い撃ち 軽自動車に“増税の危機”。軽自動車税 スズク会長 “弱い者いじめ”増税に反対 :42)
台風15号 あさってには九州接近と予想。台風が接近するあさってには西日本を中心に雨量はさらに増え、大雨のおそれ。

(8月29日生まれの偉人)
◆大内 兵衛(おおうち ひょうえ、1888年8月29日 - 1980年5月1日)は、大正・昭和期の日本のマルクス経済学者。専攻は財政学。大蔵省の書記官を経て、1919年に、新設された東大経済学部に着任、助教授として財政学を担当した。在任中は労農派の論客として活躍。1920年森戸事件に連座して失職、数年後復職。GHQの占領時には、当時大蔵大臣だった渋沢敬三が、日銀顧問に迎え、東京裁判でも証言台に立った。1949年に東大経済学部を退官後は、1950年より1959年まで法政大学総長。向坂逸郎と共に社会主義協会社会党左派の理論的指導者の一人として活躍した。門下の美濃部亮吉http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130205/p1)の東京都知事立候補を強く支持し、美濃部都政を助けるなど、実践面でも社会主義を貫いた。傾斜生産方式で日本の経済復興を促進させた有沢広巳は門下である。

<本の紹介>
・苦悶するデモクラシー (1959年)http://d.hatena.ne.jp/asin/B000JASXOQ
資本論 3 (岩波文庫 白 125-3)http://d.hatena.ne.jp/asin/4003412532
               http://d.hatena.ne.jp/gnostikoi/20100610/1276127526

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20120829