今日で仕事納め

◆昨日の安倍首相の靖国神社参拝が国内・国外で大きな反響を呼んでいる。戦没者を慰霊追悼するために国民が自由意思に基づいて靖国神社を参拝することは何ら問題がない。でも、戦争犯罪人が合祀されている現在の靖国神社に、総理大臣が参拝するべきではないように思える。別に中国・韓国に配慮すべきで述べているわけではない。少しでも早く靖国神社を元の姿に直して、総理はもとより天皇陛下、政治家が参拝できるよう改めるべきである。戦争責任の所在を明らかにしそれらを分祀して、天皇が参拝しやすい状況を作るべきである。別に神社でなくてもよい。孫崎氏も指摘してるがアメリカにとって現在の靖国の問題点は講和条約受諾の際に日本が受け入れた条件(極東軍事裁判判決)が反故されたことへの不信感である。
 合祀されるまで、それまでは昭和天皇は参拝されていた。総理の行為は、諸外国から見て、極東軍事裁判の否定と受け止められ、また、憲法20条の政教分離原則に違反するのではないか。
 ●米政権「失望している」 首相靖国参拝で異例の批判声明
 http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312260172.html?ref=com_top6_1st
 米オバマ政権は26日、安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことについて、在日米国大使館を通じて「日本は大切な同盟国であり友好国だが、日本の指導者が近隣諸国との関係を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」との声明を発表した。安倍首相は、沖縄の辺野古への基地移転を仲井間知事に認めさせて、やっと懸案の問題を解決し、米国もよくやったと誉めてくれると思ってか、その余勢を駆って靖国神社に参拝した。そろばん勘定としては、靖国神社を訪問しても、中国、韓国からは今の緊張した関係の中でより大きな反発はあるが、米国はご褒美として何も言わないと踏んでいたはずである。それが、想定外に「失望している」と言われてしまった。米国のポチがご主人様から怒られてしまい、慌ててしまっている。こんなはずではなかっと狼狽している。その証拠に早速、ケネディ大使に外相が理解を求める電話をかけている。本当に見苦しい。確固たる信念があるのなら、米国に理解を求めなくてもいいはずである。それをやるなら、もっと怒っている中国、韓国に理解を求める電話をすればいい。確かに考えてみれば、先日アメリカの国務長官が千鳥ガ淵の戦没者に参拝していることを考えれば分かることかもしれない。
 ロシアやEUも批判しているようである。安倍首相の勇み足かもしれない。戦後世代の割には、もう少しリベラルの考えれれないのであろうか。

(今日の出来事)
・27日沖縄県の仲井真知事が辺野古の埋め立てを承認したことを正式に表明。それをうけ名護市の稲嶺市長は「承認は受け入れられない」と批判。宜野湾市の佐喜真市長は「素晴らしい判断」と評価した。また沖縄県庁では約600人が集まり抗議の声を上げている。
日本海側 荒れる天気 吹雪も。椎内市は午前9時に今年最高となる瞬間風6.0メートルを記録し、妙高市では37cmの積雪となるなど、日本海側で天気が大荒れ。あすからは帰省ラッシュが始まるが、土曜日から日本海側・太平洋側ともに雪が降り平地でも積もる恐れがある。交通機関の乱れに注意。

(12月27日生まれの偉人)
◆浅沼 稲次郎(あさぬま いねじろう、旧字体:淺沼 稻次觔、1898年(明治31年)12月27日 - 1960年(昭和35年)10月12日)は、東京府三宅村(現在の東京都三宅村)出身の日本の政治家。昭和11年社会大衆党から衆議院議員(当選9回)となる。戦後は社会党の結成につくし,23年書記長,35年委員長となり安保闘争を指導。巨体と大きな声で全国を精力的に遊説する姿から、「演説百姓」「人間機関車」の異名を取り、また「ヌマさん」の愛称で親しまれた。しかし1960年10月12日に日比谷公会堂で開催された3党首立会演説会で演説中に17歳の右翼少年に刺殺されるという非業の死を遂げた。
◆岡部 冬彦(おかべ ふゆひこ、1922年12月27日 - 2005年5月16日)は、東京出身の漫画家、科学ジャーナリスト。埼玉県さいたま市に在住していた。東京美術学校(現東京芸術大学)卒。「週刊朝日」「週刊文春」などで執筆。子供の目を通したモダンな作風で、ファミリー漫画から大人社会の不条理を風刺した作品などがある。 代表作に『アッちゃん』『アツカマ氏』、絵本『きかんしゃ やえもん』がある。また、ソニーのキャラクターであった『ソニー坊や』や、岩塚製菓の「お子様せんべい」のパッケージに描かれた男子と女子のキャラクターも岡部の手によるものである。1961年、『アッちゃん』『ベビー・ギャング』で第7回文藝春秋漫画賞を受賞。
 大の鉄道・飛行機マニアとしても知られており、漫画家として一線を退いた後も科学ジャーナリストとして活動、交通・通信・エネルギー問題に関心を寄せ、講演やエッセイの執筆などで活躍し、国際交通安全学会理事や日本旅行作家協会副会長などを務めた。

<本の紹介>
・『トップリーダーが学んでいる5年後の世界経済入門』http://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%81%8C%E5%AD%A6%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%82%8B-%E3%80%8C5%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E7%B5%8C%E6%B8%88%E3%80%8D%E5%85%A5%E9%96%80-%E3%81%84%E3%81%BE%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8F%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8%E3%80%81%E3%82%84%E3%82%8B%E3%81%B9%E3%81%8D%E3%81%93%E3%81%A8-%E4%B8%AD%E5%8E%9F-%E5%9C%AD%E4%BB%8B/dp/4534051433
小沢一郎田中角栄角川SSC新書 http://d.hatena.ne.jp/asin/4047315788
 (これを含むブログ http://d.hatena.ne.jp/d1021/20120519

<昨年の今日>http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20121227/p1