連続455日継続中。一年一年を大事にしていこう。

◆今年もまもなく終わり。来年はどんな一年になっていくのであろうか。毎年毎年一年を大事にしていこうというけれど、来春こそ、新たな道に踏み出すことになるであろう。現在の会社で嘱託として働くことができればよいが、現在のところ確定していない。でも、3月以降の人生を自ら切り開いていくしかない。「定年」という二字の重みをどう自分で受け止めていくのであろうか。第二の人生なんてきれいな言葉ではなく、これからこれからの一年一年の重み、一日一日の重みを痛感して行くであろう。日々楽しむ過ごせれば良いが、それだけではあるまい。まして、これからは「●●」という肩書きがなくなる。まさに雑誌の題名ではないが、「一個人」として社会と向き合っていくことになろう。今まではある意味、会社と言う組織に守られて生きてきたが、これからは、自分が自分を守ることになろう。厳しいものを感じるであろう。今までの会社と言う組織を離れ、一個人として生きて行くのは辛いと感じていても実感を感じるのはおそらく来春4月以降であろう。カッコよく会社を去ると言う気持ちはあっても、それを捨てた時自分はどうなるのであろうか。さびしさと不安を覚えることになろう。そのためにも、来年からは、まさに一年一年を大事にしながら、生きて行きたいと考えてしまう。いずれにしても「会社に所属せずに働く」というのは、社会人になり、始めての之ことであり、それだけのスキルが自分にあるわけではない。スキルをマスターしながら新たな分野に進むのはしんどいというより過酷なことであろう。今までの自分自身の蒔いた種でありやむえない。甲午は私の生まれた年であり、また暴れ馬の如く自らに鞭を打って頑張って行こう。いかに気持ちが萎えることのないよう自らを励ましながら頑張っていこう。
http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131207/p1  http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131221/p1

◆『まだ「会社」にいるの? ~「独立前夜」にしておきたいこと~』山口揚平著(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%BE%E3%81%A0%E3%80%8C%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE-~%E3%80%8C%E7%8B%AC%E7%AB%8B%E5%89%8D%E5%A4%9C%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%A8~-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E6%8F%9A%E5%B9%B3/dp/4479794166)から
『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(通称『そろ辞め』)を書かれた山口揚平さんの最新作。アマゾンの内容紹介から一部引用。「約50年前の日本は、会社に所属せずに働いていた独立事業者であふれていました。つまり、「会社に所属せずに働く」という選択肢は、姿勢の問題にすぎないのです。
本書では、著者の独立・起業の体験をもとに、多角的なアプローチで「独立の及第点」を示します!」
<ポイント>
1.会社を辞めた孤独感は3ヶ月で解消できる。
 僕自身、とても寂しがり屋ですので、会社を辞めた直後は、その孤独を癒やすのにとても時間がかかりました。ただし、この孤独は、一般的には3〜6ヶ月で解消します。なぜならば、独立した人には独立した人同士のコミュニティというものが生まれるからです。僕も、独立したての頃は、やることは違っていても「自分を生きる」と決めた同じ志を持った人たちに助けられました。どんな世界でも「類は友を呼ぶ」というのは事実です。
2.生活固定費を1/3にするシミュレーションをする。
 独立する人にとって、お金とはメンタルを左右する大きな要因です。お金の不安があるといっまでたっても見えない緊張が続き、クリエイティブなアイデアも浮かばず、「なんとかしたい」という気持ちの焦りから、人とのコミュニケーションもギクシャクしがちです。また、逆を言えば、お金が不安にならない程度に不足していなければ、リラックスでき、新しい考えも浮かびやすいといえます。ですからなによりも、まずは、無理しない環境をセットすることです。
3.専門知識は覚えるより、「聞くべき人」を探す
 情報とは、なんとなく覚えているだけでいいのです。記憶をたどって、どの本を読み直し、誰に話を聞けばいいかを知っている、つまり「何を知っているか」よりも「どこに何があるか」を把握していることが重要だと思われます。自分の頭の中にある知識も大切です。しかし、たとえ覚えられないことがあっても、不足分を補ってくれる人たちがいれば、自分が多くの知識を持っていることと同じ意味になるのです。
4.スキルを高めるより、「期待値」を下げる。
 僕が、人生でもっとも大事にしているのは「余裕率」という考え方です。次ぺージの図をご覧ください。これは独立してからはとても大切な図です。この図は縦軸が「期待・欲望・不安」といった感情を表し、横軸が「能力・金・愛」といったキャパシティを表しています。多くの人は、縦軸を軽視し、横軸(特に能力)を高めようとします。ですが、僕は、縦軸(特に期待値)を下げることを勧めます。スキルを高めるごとに、自分への期待を下げていくのです。「まぁ、これでいいや」と納得する力、それこそが余裕率を高めるのです。
5.「成功本」に影響されすぎない。
 僕たちにわかるのは、失敗につながるプロセスだけです。成功法則はありませんが、失敗のパターンはあります。そうした成功本から得るべきことは、成功を獲得する方法ではなく、失敗を減らす方法です。べストを目指すのではなく、べターを積み上げる。それが独立の技法です。あなたは、スティーブ・ジョブズでも孫正義でもありません。あなたには、あなた自身の方法と成功があります。成功者の本を読むことは、あなたの意識を、あなた自身の方法や成功から遠ざけてしまう危険性を持っているのです。
6.才能やミッションを貢献に換えていく
 そもそも「仕事」とは何か、その本質を考えたことはありますか。サラリーマンであれば、目の前の業務を遂行することや、上司から言われたことを実行することかもしれません。しかし、独立すると、そのような曖昧な定義では通用しません。それら業務は、「作業」ではあっても社会に対して価値を生み出している「仕事」ではありません。仕事とは何か。それは、「才能やミッションを貢献に変換すること」です。つまり、仕事とは、自らが固有に持つ力を、他者への価値へと変換する営みのことなのです。
7.優秀さとは、「能力と謙虚さの掛け算。
 優秀さは、有能さとイコールではありません。優秀さとは能力と謙虚さの掛け算です。縦軸に能力、横軸に謙虚さをとっています。この掛け算の面積が本当の優秀さになっていきます。組織の中にいて一定の価値観やルールの中でコミュニケーションしているサラリーマンにとっては、優秀さは、縦軸のいわゆる能力になります。ですが、独立している場合、優秀さの指標は、コミュニケーションの柔軟性や謙虚さになるのです。人は自分なりのものの見方を持っています。まず、その見方の違いを肯定して受け止める(受け入れなくてもいい)姿勢が、独立して後盾のないあなたが相手に受け入れられるための要素なのです。
<感想>
 感心したのは本書の第1章にある「自分らしく生きるための3ステップ」というお話でした。ここで、山口さんは「自分に素直に生きているか」を横軸に、「社会に合わせているか」を縦軸に、それぞれ「YES/NO」で2軸のマトリクス表を書かれています。「理想像」は両軸とも「YES」であることですが、現実には多くの人は「社会には合わせている」ものの、「自分に素直には生きていない」という「会社員」という右上の象限にいる状態。ここからまずは、両軸とも「NO」である「ニート」に移行し、次に「社会にはあわせず」に「自分に素直に生きる」という「自由人」へと変わります。これは、具体的には「好きなことはやっているが、十分には食えない」状態にほかなりません。こうしたステップを踏んでから、最終的に「理想像」である「好き」で「食べていく」を実現するわけです。
 また、うならされたのが、ポイントにも上げた『スキルを高めるより、「期待値」を下げる』というお話。要は、縦軸である期待値が、常に横軸であるキャパシティの範囲内であれば、精神的に健康である、ということ。より重要なのは、余裕率が上がれば上がるほど、より直感性が増して、クリエイティブで純度の高い行動ができるようになるということです。山口さんは、こうした「自分や他者に対する高まった期待を定期的に下げて、解毒(デトックス)する」ことを「エゴデトックス」と命名。結局、「何をやるか」以上に、「どういう精神性でやるか」が結果に大きな影響を与えるそうです。

(今日の出来事)
・年末年始 “最大9連休” 帰省ラッシュで混雑つづく。JR各社によると、29日は下りの混雑が予想されている。東海道新幹線は、夕方ごろまで指定席がほぼ満席となっている。東北新幹線でも終日ほぼ満席。長野新幹線も午前中はほぼ満席。この年末年始は、最大で9連休と、例年に比べて休みが長く、混雑は分散している。羽田空港から出発する国内線では、年末年始の予約数が前の年を上回っている。31日までが混雑のピークで、29日の全日空の予約率は約85%。高速道路では、日本道路交通情報センターによると、下りは29日が混雑のピーク。
・年末寒波が襲来した。各地で今季一番の積雪になった。青森県酸ヶ湯で167cm積雪となり、今季の全国最高を記録した。富山や松江などでもこの冬一番の積雪となった。積雪は、兵庫・香美町で105cmなどとなっている。

(12月29日生まれの偉人)
◆北村 透谷(きたむら とうこく、1868年12月29日(明治元年11月16日) - 1894年(明治27年)5月16日)は、日本の評論家・詩人。明治期に近代的な文芸評論をおこない、島崎藤村らに大きな影響を与えた。
 小田原生まれ。本名門太郎。明治14(1881)年、一家で上京、泰明小学校に転校,翌年卒業。16年,横浜のグランド・ホテルのボーイとなる。同年,東京専門学校(早大)政治科に入学するが、まもなく退学。この間、左翼の大矢正夫と知り合い、三多摩地区の政客の群れに混じって,自由民権運動に参加する。しかし大井憲太郎らの、のちに大阪事件と呼ばれる計画の資金獲得のため、大矢から大阪で強盗をする計画に誘われ、苦悩の末に参加を拒絶し、透谷の政治熱は冷めた。21年,石坂ミナと結婚。22年,『楚囚之詩』を刊行。これはかつての政治的体験を題材にして、バイロンの『シオンの囚人』を下敷きに制作したもので、印刷直後にその内容のあまりに過激なことを案じ、自らすべてを廃棄した。しかし実際には詩の中にそれほど危惧を抱くような部分はなく、むしろ内容の稚拙さに自ら気付いていたこと、また評判の浮世絵師、尾形月耕に挿絵を依頼しながら、本文中でその挿絵を批判、否定したのが、直接の動機ではないかと思われる。24年、ゲーテバイロンに学んだ劇詩『蓬莱曲』刊。26年、島崎藤村http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130325)、馬場孤蝶、星野天知、上田敏http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131030/p1)らと『文学界』を創刊。これは明治期浪漫主義文学を代表する雑誌となる。同誌に多くの抒情詩、評論を寄せたが、その理想主義的な文学論は、山路愛山の現実主義文学論との論争を呼んだ。そのいささかロマンティックな文学論は、現実に生きる透谷自体を追い詰め、病気、貧困なども加わって、自死に到らしめた。
◆奥田 碩(おくだ ひろし、1932年12月29日 - )は、日本の実業家。勲等は旭日大綬章。株式会社国際協力銀行代表取締役総裁、日本郵政株式会社社外取締役指名委員長兼報酬委員長、社団法人日本経済団体連合会名誉会長。トヨタ自動車株式会社代表取締役社長(第3代、工販分離前から数えると第8代)、同社代表取締役会長(第3代、工販分離前から数えると第7代同社取締役相談役、社団法人日本経営者団体連盟会長(第9代)、社団法人日本経済団体連合会会長(初代)、内閣特別顧問などを歴任した。

<昨年の今日> http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20121228/p5