政権中枢からみる「政治の急所」から2020年以降の日本を考える。そして吉野作造記念館。

飯島勲「政治の急所」(文春新書)から2020年以降の日本を考える。
 飯島勲の「小泉官邸秘録」(日本経済新聞社)を読んだことがある。5年5ヶ月という歴史的な長期政権だった小泉政権の首席総理秘書官の回顧録だであるが、その本の中では、「総論でタガをはめ、大臣を押さえ、官僚組織のトップを押さえることで各論での「骨抜き」「逃げ」を許さない」やり方で政策を推進した」という内容が印象的である。現在は。今は安倍政権の参与という立場にいる。
 この本の中で、今後の政局をどう見ているのであろうか。
・実務の頂点の官房長官は危険だから、強くなってきたらすぐさま代えるべきだ。
東京五輪のトップはトヨタ自動車豊田章男社長がベスト。
・日本に在日米軍基地はいらない。地上軍を送る前にミサイル攻撃になるから基地を置く必要は薄い。
・維新の会は東京と大阪に分裂する。時代に流れは多党化。
・安倍政権は長期政権になる。
・日朝間の実務者協議は終わっている。米朝が進めば時間はかからない。横田めぐみさんと有本恵子さんは生きている。
・日露関係は、1855年択捉島とウルップ島の間に国境線を引いた日露通交条約に戻る。返還の前に四島が日本固有の領土だという帰属の確認をとる。これで100点満点。
習近平体勢になって、中国最高指導部から靖国に行くなという発言は出ていない。だから大丈夫。
・韓国との関係は心配ない。製品の6割の部品は日本製。放っておけば向こうから頭を下げてくる。
アメリカの次期大統領はヒラリー・クリントン
・日本が抱える諸問題は2020年頃に一気に顕在化してくる。⇒日本が貧困国へ?
・政治家の仕事は、決断すること、その決断に責任を持つこと。官僚に目標を示すこと。
 このような指摘はどこからできるのであろうか。政治家はこれをどうみているのであろうか。「東京五輪のトップはトヨタ自動車豊田章男社長がベスト」と言う意見は結果的に森元首相がトップになったが、財界からの関与、資金調達のために、候補にもなったようだ。こうなるんと、飯島さんの予測は自らの政治力からの判断かもしれない。政権中枢にいる証しかもしれない。特に気になったのは2020年以降の日本に危機感をお持ちであり、まさに、今こそ2020年東京オリンピック後の日本をどうすべきか、今まさに6年後の姿を想定し、新たな日本を創造していくべきではないか。与党であれ、野党であれ、仮に長期政権であるかもしれない安倍政権以降の政権を担い、日本を変えることが出来ることの政治家を期待したいものである。私は『脱少子化』を提案したい。(http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140122/p1

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◆今日は、朝から通院です。午後には会社に行く予定。

<人物資料館の紹介>
・北里研究所・北里記念室 http://www.kitasato.ac.jp/kinen-shitsu/
吉野作造記念館
 大正デモクラシーの旗手、吉野作造ゆかりの品の展示。吉野の生誕地、大崎市古川(旧・古川市)に設置され、運営は地元NPOが手掛けている。
 ①所在地 宮城県大崎市古川福沼1-2-3
 ②開館時間 午前9時〜午後5時
 ③休館日 月曜日(但し祝日・振替休日に当たる場合は翌日)

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