調布市武者小路実篤記念館。いわき市立草野心平記念文学館。きょうから新5千円札

◆本日5月12日は、武者小路実篤草野心平の誕生日である。記念館から二人をみる。
調布市武者小路実篤記念館http://www.mushakoji.org/
 武者小路実篤(むしゃこうじ さねあつ/1885〜1976年)は、明治43(1910)年に友人・志賀直哉らと雑誌『白樺』を創刊し、以後、60年余にわたって文学 活動を続けてきました。小説「おめでたき人」「友情」「愛と死」「真理先生」、戯曲「その妹」「ある青年の夢」などの代表作、また多くの人生論を著したこ とで知られ、一貫して人生の讃美、人間愛を語り続けた。
 大正7(1918)年には「新しき村」を創設し、理想社会の実現に向けて、実践活動にも取り組んだ。また、『白樺』では美術館建設を計画し、昭和11(1936)年の欧米旅行では各地の美術館を訪ねるなど、美術にも関心が深く、多く評論を著した。自らも40歳頃から絵筆をとり、人々に親しまれている独特の画風で、多くの作品を描いた。実篤はその生涯を通じて、文学はもとより、美術、演劇、思想と幅広い分野で活動し、語り尽くせぬ業績を残した。
 90歳までという長い時間をかけて、多方面の才能の開花させ、他に類例のないタイプの武者小路実篤という人生は、まさに、「龍となれ 雲自づと来たる」。青年時代の白樺から始まった武者小路実篤は、90歳までという長い時間をかけて、多方面の才能の開花させ、他に類例のないタイプの人生を送った。
いわき市草野心平記念文学館http://www.k-shimpei.jp/
 現在、春の企画展「草野心平の詩 富士山編」を開催されている(6月15日まで)。心平の創作における代表的な主題の一つが富士山である。たぐいまれな存在感と造形美を持つこの山を心平がいかに表現したかを、詩、画、書など約100点の作品で展観している。

<本の紹介>
志賀直哉 [ちくま日本文学021]http://d.hatena.ne.jp/asin/4480425217
・お目出たき人 (新潮文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4101057141
・蛙のうた―草野心平詩集 (美しい日本の詩歌)http://d.hatena.ne.jp/asin/4265040551
樋口一葉日記・書簡集 (ちくま文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4480421033
武者小路実篤詩集 (新潮文庫)http://d.hatena.ne.jp/asin/4101057125

<今日の出来事>
・経常黒字 昨年度は過去最少。財務省が発表した2013年度の経常収支は7899億円の黒字となり比較可能な1985年以降過去最少となった。第一次所得収支は16兆6596億円の黒字となり、貿易収支は10兆8642億円の赤字となった。
・きょうから新5千円札 実は“大違い”どこ変わった?。きょうから5000円札が新しくなった。2004年に新渡戸稲造から樋口一葉肖像画が変更したが、1万円札と区別しにくいとの指摘があったため、ホログラムの上の偽造防止用シールが四角形に変更された。日本盲人会連合の鈴木孝幸副会長は、大変ありがたいことだが縦幅が変わるのが最終的な目標だとコメント。

<今日のトラックバック
・「疲れる週末。母の介護。そして、部屋の片づけ。三陸鉄道 完全復活」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20140406/p1
・「『無印良品が売れる秘密』(そして連続355日へ)」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130920/p1?_ga=1.172114723.1805230974.1398112037

<昨年の今日>「まさに、週末農業。メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130512/p1