「国語に関する世論調査」について。そして低気圧の影響で局地的大雨。

◆「チンする」9割に浸透=慣用句は誤用が増加−
 電子レンジで加熱することを「チンする」という人は9割以上。名詞や擬音に「る」や「する」を付けて動詞にする言い回しが広い世代に浸透していることが24日、文化庁の2013年度「国語に関する世論調査」で分かった。同庁は「効率化や語感の面白みなどに対応できる日本語の多様性や造語力を示す用法。通じない世代もあり、場面ごとに使い分けてほしい」としている。
 3月に調査し、16歳以上の男女2028人から回答を得た。定着した語や新語から10の言い回しを選び、認知や使用の度合いを尋ねたところ、「チンする」は90.4%、「サボる(怠ける)」は86.4%が使うと回答。世代を問わず定着していた。「お茶する(喫茶店に入る)」「事故る(事故に遭う)」も9割以上が聞いたことがあるとし、半数以上が使用もしていた。
 一方、世代で差が大きい語も多く、「告(こく)る(愛を告白する)」や「きょどる(挙動不審な態度をする)」を使うのは30代以下に集中。ネットから生まれ、否定やけなす意味で使う「ディスる」は30代以上にはほとんど浸透していなかった。「タクる(タクシーに乗る)」も戦前からある言葉だが、使うのはほぼ20〜30代に限られた。
 慣用句の意味をたずねた質問では「世間ずれ」を「世間を渡ってずるがしこくなる」と正しい意味で選択した割合は04年度調査から16ポイント低下し35.6%。「世の中の考えから外れる」と誤って覚えている人は55.2%で半数を超えた。同庁は「若い人ほど誤用が多く、全世代で違う意味で定着しつつある」としている。
 「煮詰まる」も「議論が行き詰まり結論が出せない状態」という間違った意味を選ぶ人が07年度より増加。「やぶさかでない」や「まんじりともせず」も誤っている人の方が多かった。やぶさかでないという言葉も同様に、「しかたなくする」と誤った認識をしている人が全世代で上回るという結果が出た。

<参考>昨年度の調査についてhttp://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130925/p1

◆「巨人スコアボード速報」(25日・ナゴヤD)
 巨人は初回、坂本のタイムリーと亀井の犠飛で先発・山井から2点を先取。しかし、中日は2回に1点を返すと、3回には平田の10号3ランで逆転した。さらに、中日は7回に1点を追加。巨人は8回に大田の左中間への2点二塁打で1点差に迫まるのがやっとだった。広島が勝ったため、優勝マジックは2のまま。

<今日の出来事>
台風16号から変わった低気圧や前線の影響で各地で荒れた天気となった。名古屋市では1時間に30ミリの激しい雨が降り大量の雨水が名古屋市営地下鉄東山線名古屋駅に流れ込んだ影響で、一部区間で運転を見合わせで約15万人に影響が出た。そして静岡市では1時間に50ミリの降水量が確認され、冠水した道路で動けなくなった車も見られた。この他に岩手県大船渡市でも大雨により道路が冠水した。