気温上昇 広範囲で雨の見込み

◆各地に被害をもたらした大雪、積雪が多い地域では昨日も除雪作業が行われた。この除雪作業にともない事故も相次いで起こり、昨夜は雪下ろし中に誤って転落し、雪に埋まるなどの死亡事故も起こっている。気象庁によるとこれから今夜に掛けて大気の状態が不安定になり、広範囲で雨が降ると予想され、北陸や北日本では雪崩・屋根からの落雪、気温の上昇や雨による急な雪どけで、浸水・増水などに注意を呼びかけている。

寺島実郎さんは語る。
アメリカ経済について
 アメリカの景気は好調。失業率は2年前の9.6%から5.8%にまで下がった。タクシーはなかなかつかまらないし、高級レストランも盛況。GDPは上方修正。
 要因1:化石燃料革命。シェールガス・オイルと原油原油生産は1340万バーレルにまでなっている。OPECは3000万。2019年には1650万バーレル。1900万バーレルまで可能。一方、ロシアは原油価格の下降で危機に直面。今年はゼロ成長、来年はマイナス成長に。
 要因2:次世代ICT革命。ビッグデータ時代の到来。インターネット4.0による産業革命。GEは航空機エンジンにセンサー、ビッグデータ解析。次世代バーコードですべての製品にバーコードがついていく。高速道路ETCの義務化・ルール化の流れ。トレーサビリティが高まりマイナンバー制度の成立もあり様々な政策が可能になる。一方日本でも、AKB埼玉アリーナにどこから来てどこに変えるかがシミュレーションできるNTTデータ。つながっているということはつなげられていること。大学も含めて新しいビジネスモデルが出てくる。これから、ICT革命を活用した金融の変貌。ウオールストリートは儲けている。リフレ経済学。ITとFTの結婚。育てる産業金融から為替・天気などのリスクヘッジへ。
②日本について、柱や土台のない吊り天井経済。今回の衆院選毎日新聞だけが「自民微減」とした。予測は310から330だったが、ブレーキが効いた。行き場のない票が民主(+11)と共産(+13)に。右ウイングの次世代は壊滅。みんなも消滅。国民は比例区では野党に入れた。投票率は52.66%。比例区は自民33.1%。つまり有権者の17.4%の得票で6割以上の議席を獲得。国民の意識とのギャップがここにある。ネットの本質は中抜き。代議制民主主義しかないのか。直接民主主義が成り立つかもということになってきた。そのための技術基盤がでてきた。それがしらけの原因か。18歳以下の投票とネット投票で仕組みが変わる。そろそろ臨界点が近づきつつあるかもしれない。自民党が獲得したのはあくまで4分の1の指示であり、そこを勘違いするととんでもないことになる。「いい人がいない、1人が投票しても変わらない」というのは民主主義を放棄している。