モラハラとは。

モラルハラスメント(仏: Harcèlement moral、英: Mobbing)とは。
 最近、芸能人夫婦の離婚問題で話題となっている言葉であるが、モラルによる精神的な暴力、嫌がらせのこと。俗語としてモラハラと略すこともある。フランスの精神科医、マリー=フランス・イルゴイエンヌが提唱した言葉。外傷等が残るため顕在化しやすい肉体的な暴力と違い、言葉や態度等によって行われる精神的な暴力は、見えづらいため長い間潜在的な物として存在していたが、イルゴイエンヌの提唱により知られるようになった。イルゴイエンヌは、社会は精神的な暴力に対しては対応が甘いが、精神的な暴力は肉体的な暴力と同じ程度に、場合によっては肉体的な暴力以上に人を傷つけるもので、犯罪であると述べている。。 モラルハラスメントがどれほど被害者の心身の健康に破壊的な影響を与えるのか、その恐ろしさを嫌と言うほど見てきた。モラルハラスメントは、精神的な殺人、とも述べている。
 モラハラは、上司部下といった上下関係だけでなく、夫婦や恋人同士のような本来対等であるはずの関係で生じることも少なくありません。精神的虐待は肉体的虐待と異なり、はっきりと目に見えるものではないので、加害者が無自覚なままモラハラ行為をなし、また被害者もそれがモラハラだと気付かないまま相手の行為を受け入れているなんてことも。ある意味夫であれ、妻であれ、男であれ、女であれ、加害者になるものである。
 平成23年度の司法統計では婚姻関係の調停の内モラハラに関する訴えは、夫からの申し立てが約14%、妻からは約25%と、夫の訴えの内、1割以上がモラルハラスメント関係という記録が残っている。妻からモラハラを受けていると訴えられない潜在的な被害者の数も含めると、相当な数のモラルハラスメントが行われている。
 ・「モラハラ予備軍チェックリスト」(心理カウンセラーの奥元絢子さん(WillCrown代表)監修)
 1.自分と価値観や立場の違う人を理解しようとしない
 2.他人の成功話や幸福なニュースを嫌がる、見下す
 3.疑い深い
 4.店員や後輩に偉そうな態度をとる
 5.周囲にも自分のやり方を押し付けがちである
 6.素直に謝ることがなかなかできない
 7.誤りを指摘されたり、反対意見を言われたりすると怒る
 8.自分に不利な状況になると逃げ出したり人のせいにしたりする
 9.趣味やストレス発散法を持っていない
 10.相談できる友人やコミュニティを持っていない

<1月22日の偉人・先人の言葉>
◆田山 花袋(たやま かたい、1872年1月22日(明治4年12月13日) - 1930年(昭和5年)5月13日)は、日本の小説家。本名、録弥(ろくや)。群馬県(当時は栃木県)生れ。尾崎紅葉のもとで修行したが、後に国木田独歩柳田國男らと交わる。『蒲団』『田舎教師』などの自然主義派の作品を発表し、その代表的な作家の一人。紀行文にも優れたものがある。
 ●田山花袋記念文学館 http://www.city.tatebayashi.gunma.jp/bunka/06_kine/06_kine.html
 ●名言『書物よりも、生きた人間から受けた影響の方が、ずっと大きい。』
    『誰でも顔の中に、その人の生涯が表れて見える。』
◆椋 鳩十(むく はとじゅう、1905年1月22日 - 1987年12月27日)は、日本の小説家、児童文学作家。本名は久保田彦穂(くぼた ひこほ)。
 ●椋鳩十記念館・図書館 http://www.vill.takagi.nagano.jp/library.html
 ●椋鳩十文学記念館 http://www.city.aira.lg.jp/bunkakanko/tourism/facilities/post.html
●名言『立場の異なるものの、すべてを拒否するということは、とげとげしく窮屈な生き方である。どういう立場にあろうと、互いに認め合うべき』