今日は「坂の上の雲」の主人公秋山眞之が1928年になくなった日。

◆今日はあの「坂の上の雲」の主人公秋山眞之が1928年になくなった日である。http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130412/p1
 秋山眞之の言葉
 ①天剣漫録(てんげんまんろく)
 「細心熟慮は計画の要能にして、虚心平気は実施の原力なり」
 「成敗は天に在りといえども人事を尽くさずして、天、天と言うなかれ」
 「世界の地図を眺めて日本の小なるを知れ」
 「咽もとすぐれば熱さを忘るるは凡俗の劣情なり」(明治32年米国留学中のメモ)
 ② 聯合艦隊参謀―日本海々戦
 「一挙撃滅」(眞之が作戦上の議論をするときの口癖。作戦の基本方針にしていた)
 「本日天気晴朗なれども波高し」(日本海々戦で敵艦隊見ゆ---の電文末尾に加筆)「日本海軍は最新の科学技術を取り入れるとともに、様々な事態を想 定し、綿密に作戦計画を練り上げ、訓練を繰り返してから戦いに臨んだ。情報の収集にもぬかりがなかった」「日本の勝利は、願望や情熱のみで得たも のではなく、敵に対してあらゆる警戒措置を怠らず、戦闘行為におけるさまざまな局面に至るまで、研究した結果手中にしたものである」(日本海々戦 観戦報告書:アルゼンチン海軍ガルシア大佐記)
 ③敵艦の屍に祈る
 日本海海戦で降伏した敵艦ニコライ一世(艦長ネボガトフ)に軍使として派遣されたとき、敵軍の屍に敬礼し、後日眞之は、自分の作戦で敵味方に多 大の死者が出たことを心に深く刻んだという。
 ④聯合艦隊解散式における訓辞
(結語部分―東郷平八郎大将朗読の原稿は眞之が起草したといわれる)
 神明はただ平素の鍛錬につとめ、戦わずしてすでに勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より、直ちにこれを奪  う。古人曰く、勝って兜の緒を締めよ、と。
 ⑤第一次大戦を視察して将来を予言
 「ドイツは誇大妄想ともいうべき極端な自我主義に染まっていて、孤立している。ドイツは必ず敗れる」「こういう戦争は思想、経済、人種など難問題 が錯綜して絡み合うから、短時日の間には片付かない」(新聞紙上に発表)
 ⑥将来の海戦と日本
 「次の大戦は国家の総力戦となり、無制限戦争になる。戦闘は航空機と潜水艦が主力になる」「米国と事を構えてはならぬ。日本は大変なことになる」
 ⑦部下に対して
 必ず「あなた」と呼び、何か命ずるにしても「〜してください」をつける。仕事をやらせたら「ありがとう」を忘れなかった。当時の軍人としては稀有の言 葉遣いであった。
⑥人間の頭に上下などない。要点をつかむという能力と、不要不急のものは切り捨てるという大胆さだけが問題だ。

<2月4日生まれの偉人>
◆三宅 花圃(みやけ かほ、明治元年12月23日(1869年2月4日) - 昭和18年(1943年)7月18日)は、明治時代の小説家、歌人。著書『藪の鶯』は、明治以降に女性によって書かれた初の小説。
前島密の名言
 ・「縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ。」

<一昨年の今日>
◆冬来りなば、春遠からじ。今日は立春http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20130204/p1