リニア 世界最速603キロ

<今日のニュース>
東洋ゴム 新たに90棟で免震不適合
 免震セーフ装置を巡る偽装問題で、東洋ゴム工業は新たに90棟で性能不足の製品を使っていたことが確認されたと発表した。さらに性能を判定できない建物がも棟見つかった。また、これまでデータの改竄に関わっていたのは1人だとしていたが、新たに3人がデータ改ざんに関与した可能性が出てきた。
◆リニア 世界最速603キロ
 きょうリニア中央新幹線の走行試験が行われ、鉄道の世界最高記録となる時速603キロを記録した。走行試験の様子を県がきできる山梨・都留の施設には、約200人が集まり、記録達成に歓喜した。今回の走行試験は、営業運転で想定する時速500キロを超えても安定走行できるかのデータを取得することを目的に行われたもの。昭和47年、東京・国分寺で行われた実験で浮上走行に成功したリニアモーターカー。平成9年に、無人走行で当時の世界最速となる時速550キロを記録。ライバルとなるのは、フランスの高速鉄道TGV。2007年の試験走行で、時速574キロをマークした。時速600キロだと、六本木から渋谷までを18秒で行ける計算。冒険家・ジェットマンは最高時速300キロ。国内のドラッグレースは、最高時速約350キロ。人力で出せるスピードで最速と言われるバドミントンのスマッシュは、日本代表の数野健太選手でも時速227キロだった。東海道新幹線の東京・新大阪間は、現在最速で2時間22分だが、リニアが時速600キロで走った場合には54分となる計算。JR東海・山梨実験センターの遠藤泰和所長は、「リニアシステムの実証はここでしかできないので、データを将来の設計に反映させたい」と話した。営業運転では最高時速500キロ、東京・名古屋間を40分で結ぶ想定で、2027年の開業を目指している。2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の走行試験で、鉄道の有人走行としては世界最高速度となる時速603キロを出すことに成功した。JR東海ギネスブックに世界最速記録の更新を申請する予定。

<4月21日生まれの先人の言葉>
●北城恪太郎
 ・本社が命令した通りにやれという組織は、決して上手くいきません。
 ・日本は発明・発見から事業化に持っていく力が弱いのではないかと思います。事業化して製品を出し、社会に大きな価値をもたらしてはじめてイノベーションです。企業も「より効率の高い事業をつくる」発想が必要です。そのときイノベーションが非常に重要になります。
 ・日本の更なる経済成長では、規制緩和が重要な柱になります。守るということは確かに響はいいですが、非効率を温存するということにもなります。
 ・改革はもう終わったという慢心が怖いのです。
●三船久蔵
 ・小さいから大を倒せる。そこに日本武道としての柔道の意義がある。
岡田嘉子
 ・私は過去を後悔すること嫌いなんです。
輪島功一
 ・自分を追い込まずして、アイデアが出てくるわけないじゃないか。