MERSコロナウイルスへの対応は?

<今日のニュース>
トヨタ自動車“新型株”を7月発行、長期保有の個人株主拡大へ。
 トヨタ自動車は来月、個人投資家向けの新型株する。これは5年間売却できない代わりに、それ以降は株主が望めば取得した価格でトヨタが買い取るというもの。長期保有の個人株主拡大が狙い。
◆舛添知事 新国立競技場の整備費“負担を検討”。
 東京都議会は各会派による代表質問が行われ、舛添知事は新国立競技場の整備費の一部負担について、負担を求める以上国は説明責任を果たすため前提となる情報を提供する必要があるが、重要なのは予定の期限までに完成させることだと述べた。総工費などの説明を受けた上で整備費負担について検討する考え。
◆MERSコロナウイルス問題。
 韓国で感染が拡大しているMERSコロナウイルスで、自宅隔離の対象となる前に帰国していた日本人親子について、岸田外相は韓国政府と意思疎通を図っていると話し、菅官房長官は全く問題ないと話し、詳細については口を閉ざした。しかし、取材により、親子の行動が明らかになってきた。感染者と接触した疑いがあるのは、2歳の女児。韓国政府は自宅隔離に指定したものの連絡が間に合わず、母子ともに帰国。こうしたことを公表しなかったことについて、塩崎厚労相は、「無用な混乱を避け、検査結果が陽性だった場合に公表する」と話した。MERSは発症するまで感染しないとみられているが、日本政府は濃厚接触者は外出自粛などの措置をとるとしている。幅広く自宅隔離の対象とした韓国とは、対応が異なっている。韓国ではきょう新たに3人が死亡し、死者は19人になっている。こうした事態を受け、WHOは日本時間の今夜、緊急に専門家会合を開いて渡航制限措置などについて協議している。

<6月17日生まれの先人の言葉>
●保科 正之(家光の異母弟、会津藩主)
 ・もし二心を抱けば わが子孫にあらず 面々決して従うべからず。
 ・財を用に施すになんでためらうか。
 ・政事(まつりごと)は利害を以て道理を枉(ま)ぐべからず、僉議(せんぎ)は私意(しい)を挟み人言(じんげん)を拒(ふさ)ぐべからず、思ふ所を蔵(ぞう)せず以てこれを争ふべし。
西田幾多郎(哲学者)
 ・愛とは、知の極点である。
 ・衝突矛盾のあるところに精神あり、精神のあるところには矛盾衝突がある。
 *西田幾多郎記念哲学館 http://www.nishidatetsugakukan.org/
  かほく市にある「西田幾多郎記念哲学館」まで約30分ほどで行くことができる。能登自動車道白尾ICからすぐのところにあり,広い駐車場がある。 駐車場から哲学館までずいぶん歩くが,裏道に「思索の道」というのがあり,哲学館に通じていた。それにしても,立派な建物である.哲学館は地下1 階,地上2階で細長い形をしている。その横にホールや研修室・喫茶室などがある建物がつながっており,地下には300人を収容する「哲学ホール」も ある。1階展示室では,日本・東洋・西洋の思想哲学をわかりやすく表現しており,世界の哲学者の言葉の紹介などもあり,哲学とは何かを体得できる よう工夫されている。2階展示室では西田幾多郎の原稿,書簡,遺品などを年代・テーマ別に展示している。「善の研究」に関する展示やバーチャル空 間で言葉を体感するしかけなどもある。
  西田幾多郎の哲学における業績については、哲学体系は西田哲学と呼ばれ、このように体系にその名が付けられるのは日本の近代以降の哲学者の中 では唯一であろう。彼が散策した琵琶湖疏水沿いの道は「哲学の道」と呼ばれ、日本の道百選にも選ばれている。西田幾多郎京都大学を退官すると き,「私の生涯は極めて簡単なものであった。その前半は黒板を前にして坐した、その後半は黒板を後にして立った。黒板に向かって一回転をなした と云へば、それで私の伝記は尽きるのである」という言葉を残している。「人は人 吾は吾なり とにかくに 吾が行く道を 吾は行くなり」これは 昭和9年西田幾多郎64歳の元旦に詠まれた歌である。己の道をひたすらに追い求めた強い信念が伝わってくる。
●岡田元也(イオン社長)
 ・イオンが成功したとは全く思わない。そう考えること自体がおかしい。成功したと思ったら、転落につながります。
 ・具体的な言葉にしていわないと、ものごとは馬なりにしか進まない。
 ・変化は結局、人が生むものです。小さいものが中くらいになり、大きくなっていく時に出てくるエネルギーはとても強い。