大人の街にふさわしくない? 銀座で巨大モニター規制を

<今日のニュース>
◆大人の街にふさわしくない? 銀座で巨大モニター規制を
 現在公開中の映画「ゼロの未来」ではデジタルモニターが乱立する近未来の町並みが描かれている一方、まぶしい光や大音量が町並みにそぐわないとして銀座では巨大モニターが順次撤去されている。銀座といえば昭和初期のモダンガールから始まり、美智子さまご成婚は電光ニュースで伝えられ、60年代はみゆき族が登場、雅子さまご婚約はソニービル前の大型モニターで伝えられた。それでも全銀座会街づくり委員会の岡本圭祐委員長は、銀座には「銀座らしさ」が必要だと訴えている。巨大モニターは東京では渋谷、新橋、秋葉原、新宿にも設置され、中でもアルタビジョンは一般の方も広告を流せる。一方銀座では「銀座ルール」が設けられ、条例ではないものの、モニターの大きさが決められたり、そもそも「上品であるべき」という考えからマツモトキヨシのデザインも通常とは異なる。巨大モニターの規制について賛否両論があるが、松岡ゆみこさんや「銀座鳩居堂」熊谷道明社長は「巨大モニターはいらない」としている。
千葉市で一時“1万人超”避難勧告 駅が冠水、車相次ぎ立ち往生
 活発な梅雨前線の影響で今年一番の降水量となった千葉では1時間の雨量が49.0mmとなった。この影響で市内では駅の地面が冠水するなどの被害が出た。また千葉県千葉市稲毛区では下水路で避難警戒水位を超えたため、約4600世帯約1万人に避難勧告が出された。
各地で大雨が降る中、台風9号が太平洋で発生し、日本に接近しているという。これにより来週は梅雨前線に加えて台風が運ぶ暖かく湿った空気で不安定な天気になりやすく、注意が必要だという。
◆耐震を免震に 大阪・通天閣の工事完了で天井画も復刻。
 耐震を免震にして大天井復活──。大阪のシンボルとして知られる「通天閣」(大阪市浪速区)は3日、約9か月にわたり行われていた免震工事を終了。同時に初代・通天閣にあったエントランス吹き抜け大天井の天井画を復活させライトアップさせる竣工・点灯式を行った。現在の2代目通天閣は、1956年に完成し今年で59年となる。開業時から震動計測が継続的に実施し鉄骨造建物として構造的な劣化は進んでいなかったが、2011年の東日本大震災を受けての最新耐震診断で「塔の一部が変形する恐れ」があることが分かり、免震化に踏み切った。設計・施工は竹中工務店が引き受け、昨年の8月ごろから準備に取り掛かっていたが、通天閣市道をまたぐ構造の上「営業したまま」施工するという難工事。こうした工事は世界初の試みだという。今回の工事について、通天閣の西上雅章社長は「今まではこの天井は配管などが見えていて、無機質な感じではございましたが、こうしてきょう初代の天井画が復刻しました。父親(通天閣元社長の一さん)から聞いておったきれいな天井ができてうれしい」と笑顔で話した。そして最後に「一応、通天パリス(Tsuten Paris)と呼んでください」と話し、集まった人たちの笑いを誘った。
 初代・通天閣1903年に建てられたが、1943年にすぐ下にあった映画館が火災となり、脚部が焼けるなどし、軍需資材としての鉄材献納のために解体されている。そのため、こうして復刻し登場したのは72年ぶりということになる。

<7月3日生まれの先人の言葉>
●深作 欣二(映画監督)
 ・狙う者のほうが強いんじゃ。

<本の紹介>
 ・VANストーリーズ―石津謙介とアイビーの時代 (集英社新書) http://d.hatena.ne.jp/asin/4087203700