「敦賀空襲」70年で追悼式。

<今日のニュース>
◆「敦賀空襲」70年で追悼式。
 昭和20年7月11日深夜から12日未明にかけ、日本海側の都市としては初めてアメリカ軍の空襲を受け、その後の空襲も含め225人が犠牲となった福井県敦賀市で、空襲から70年に合わせて犠牲者を追悼する式典が開かれた。遺族などおよそ300人が参列し、渕上隆信市長は「今日の繁栄や平和は、戦争によって多くの方々の尊い命が捧げられ、その犠牲の上に成り立っていることを決して忘れてはなりません」と述べた。参列者は花を備えて空襲で犠牲になった人の霊を慰めた。敦賀市遺族連合会の反橋岩雄会長は「私たちが孫たちに当時の苦しみを語り継いでいくことが大事」と語った。
◆北海道〜西日本 各地で猛暑日 九州北部 非常に激しい雨の恐れ。
 気象庁によると、今日の最高気温は群馬県館林市で36.6度、北海道帯広市足寄町で36.6度と北海道から西日本にかけての各地で35度以上の猛暑日になった。北海道清水町では農作業中の83歳の女性が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。熱中症とみられている。NHKのまとめでは熱中症とみられる症状で全国で少なくとも769人が搬送され、2人が死亡、2人が意識不明の重体となっている。明日も東北から西日本にかけては気温が上がり、日中の最高気温は福島市で36度、金沢市前橋市で35度などと予想されている。気象庁熱中症に十分注意するよう呼びかけている。水の事故も起きており、今日午後、大津市びわ湖で小学2年生の男の子が溺れ死亡した。福岡県久山町では川遊びをしていた高校1年生の男子生徒が溺れ死亡が確認された。
 一方、台風9号の影響で沖縄から中国・四国地方にかけて大気の状態が不安定になり、九州北部ではこれから明日昼前にかけて非常に激しい雨が降る恐れがある。明日夕方までの雨量は長崎県で200ミリなどと予想されている。気象庁は土砂災害や浸水などに十分注意するよう呼びかけている。
◆安保法案 議論は深まったか。
 16日にも採決をしたい与党と、全力でそれを阻止しようとする野党がぶつかりあい、審議時間は100時間を超えた。最初に武力行使の新3要件についての議論で始まり、その後衆院憲法審査会で状況はいっぺんし、合憲か違憲かが問われた。
与野党での受け止めは異なっている。与党は審議が十分であるとし、野党は国民の理解も得られていないなどとしている。与野党の攻防はこれからますます激化している。また与党は参議院に対して60日ルールを使うため、今週中の採決を望んでいる。
 ⇒⇒「震えるほど怒り」女性弁護士140人が凄まじい迫力で政権批判 http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/161672( 2015年7月11日 日刊ゲンダイ
 やっぱりオンナは強い。安保法案に反対する女性弁護士約140人が10日、東京・霞が関弁護士会館で集会を開いた。その後、有楽町駅前の街宣では約160人が集まり、50人が壇上スピーチ。安倍政権を真っ向批判した。それにしても、女性弁護士らの舌鋒の鋭さはすさまじかった。我先にとばかりにマイクを手に取り、「集団的自衛権行使で、殺戮の当事者になってはいけない」「私たちが潮目を変える」「安倍政権には、体が震えるほどの怒りを覚える」「女性の力は強い。男と違ってリクツじゃないのよ!」などと声を上げていた。前半の集会に参加した慶大名誉教授・小林節氏も「今さらここで憲法の話をするつもりはありません。皆さん一緒に戦おう」と何だか気おされた感じ。後半の街宣から参加した民主党枝野幸男幹事長や共産党山下芳生書記局長も、ステージ上で話す女性弁護士の脇ではおとなしく見ていた。
 日弁連憲法問題対策本部の水地啓子副本部長はこう言う。「今の日本では、女性の声はまだまだ小さい。私たち同性が呼びかけることで、より多くの女性が共感してくれると思います。集会、街宣ともに手応えは上々です。これからもしっかり発信し、共感者をもっと増やしていきたい」ただでさえ、女性の“安倍離れ”は顕著だ。先月末の朝日新聞世論調査では、女性の内閣支持率はたったの34%。この日は国会前に、若者を中心に1万5000人以上が集まり、「安保法案反対」を唱えた。安倍政権は女性と若者に倒される。

<7月12日生まれの先人の言葉>
上野千鶴子社会学者)
 ・家族崩壊などと嘆く必要はない。昔の家族は子どもを売り飛ばし、妻に殴る蹴るの暴行を加え、姥捨てをしてきたのだ。崩壊したのは『家族幻想』だけだ。幻想をはいで現実を見れば、昔から家族は安全でも安心でもないことがわかる。
森永卓郎(経済アナリスト)
 ・会社は最高のビジネススクールです。30代は「これで食っていくんだ」というベースを作りつつ、好奇心を持っていろいろな仕事に首を突っ込んで学んでいってください。
 ・いままで、多くの仕事をしていますが、若いころ必死に取り組んだ経済関係の仕事がベースにあったから派生していけた。これがなかったら私、ただの変態おやじですよ。