原爆投下から70年

<今日のニュース>
◆原爆投下から70年
 広島原爆投下から70年の今日、午前8時15分に平和公園で黙祷が行われた。節目の式典には約5万5000人が参加。今日の祈念式典には過去最多の100か国が参列し、アメリカからは政府高官が初めて参列した。広島市の松井一實市長は武力に依存しない安全保障の仕組み作りを訴えた。安倍首相は、核兵器のない世界を実現する重要な使命があると述べたが、首相の挨拶の後には安全法案に関して野次が飛ぶ一幕もあった。その後、被爆者代表と面会をし、被爆者側が安保関連法案の撤回を求めた。被爆者の平均年齢は約80.1歳。
 昨日の参議院の特別委員会では中谷元防衛相が法律の条文のうえでは自衛隊核兵器も輸送可能だと述べた。広島カープの背番号は全員86を背負い、このユニフォームでナイターに臨むのはセ・リーグ史上初めてだという。
 今日の特別委員会で、安保法案の後方支援について、白眞勲参院議員が自衛隊核兵器を運べるか質問したところ、中谷元防衛相は法文上は輸送可能と説明。しかし、非核三原則を堅持しNPTに加盟しているので決してありえないと説明した。非核三原則とは「持たず、作らず、持ち込ませず」を掲げた法律だが対象は日本国内のみ。NPT(核兵器不拡散条約)は5つの核兵器保有国以外、核兵器の製造・取得を禁止しており日本は核を持てない。つまり、非核三原則・NPTは海外での核兵器輸送に触れていないため、海外での核兵器輸送はありうると見られている。 

<8月6日生まれの先人の言葉>
荒川博(野球)
 ・習い方がうまい人とは、習う素直さがある人だ。
市川團十郎(12代・歌舞伎役者)
 ・頂いた命だから、残りは歌舞伎に、特に、後進のために燃やしたい。