今日も江戸検定の勉強。

◆今日も江戸検定の勉強。三冊読破。また明日から三冊への挑戦。何とか、あと参加読破したい。そうすれば合格近づくかも。
 

◆模擬試験④
1、神社の社殿は大きく分けて伊勢神宮に代表される「神明造」と出雲大社に代表される「大社造」の二つにあります。「神明造」は古代の穀倉にそのルーツがあると言われています。それでは「大社造」のルーツとされているのは次のどれでしょう?
 ①楼門    ②住居 ③物見台  ④役所
 正解  ②住居  
 この問題は、神社建築に関する問題で、神社建築の様式には、大きく分けて「神明造り」と「大社造り」がある。しかし、神社建築様式には、その他のものもあり、神田明神は、「権現造り」という様式である。「権現造り」という様式は、本殿と拝殿とを、石の間または相(あい)の間という空間でつないだもの。

2、狛犬のルーツは遠く古代のオリエントのライオン像だと言われています。そのライオン像が中国、朝鮮半島を経由して日本に伝えられました。狛犬は向かって右が阿形、左が吽形であることが多く、二つ合わせて狛犬と呼ばれています。しかし、さらに詳しく分けた場合、右の阿形のものは狛犬と呼ばれますが、左の吽形のものは何と呼ばれるでしょう。左の吽行のものは狛犬と呼ばれますが、右の阿形のものは何とよばれるでしょうか。
 ①獅子 ②神使  ③随身 ④眷属
正解①獅子 
 狛犬についての出題でしたが、狛犬は、ほとんどの神社にある馴染のあるものですが、そのルーツについては、あまり知られていない。「神社のおしえ」138ページに簡単に書かれているが、狛犬のルーツは遠く古代のオリエントのライオン像だと言われている。そのライオン像が中国、朝鮮半島を経由して日本に伝えられた。 神社には、狛犬以外の動物も鎮座している。稲荷神社の狐、天満宮の牛などである。これらは神使、眷属と呼ばれている。日枝神社の神使は猿である。赤坂日枝神社では、拝殿の左右に猿の像がある。

3、七五三は、現在は11月15日にお祝いしますが、11月15日にお祝いするようになったのは、江戸時代の中期以降と言われています。それは何代将軍の頃でしょうか。
 ①4代家綱 ② 5代綱吉  ③6代家宣    ④8代吉宗 
 正解 ②5代綱吉 七五三については、非常によく知られているが、11月15日になった由来については、意外と知られていない。「神社のおしえ」76ページには、五代将軍綱吉の子供の徳松の「髪置」のお祝いを11月15日に行ったからと書かれている。徳松の「髪置」が行われたのは天和元年(1681)11月15日だとされている。

4、将軍家の産土神山王権現ですが、将軍によっては、別の神社を産土神などとして崇敬していた将軍もいます。将軍と崇敬した神社の組み合わせとして不適切なものはどれでしょう?
 ①9代家重 赤坂氷川神社   ②5代綱吉  白山神社  ③6代家宣 根津神社      ④4代家綱  平河天神
 正解 ④家綱  平河天神 この問題は、将軍が産土神として崇敬した神社や特別な関係があって崇敬した神社の知識を問うもの。「神社のおしえ」 60ページに書かれています。家綱が特別の関係があると「神社のおしえ」で書いているのは、亀戸天神です。家重は、紀州藩邸で生まれていますの で、産土神赤坂氷川神社を崇敬していた。

5、春分秋分に近い「戊(つちのえ)」の日には、自分の土地の神様にお参りし、五穀豊穣をお祈りする行事がありました。この行事は何と呼ばれたでしょう。
 ①土用 ②社日 ③彼岸  ④御影供
 正解  ②社日 この問題は、「社日」自体は、有名な年中行事でなので、わかるが、「神社のおしえ」96ページに書かれており、彼岸の中頃、春分秋分に近い戊(つちのえ)の日を社日という。

6、神社の境内には、しめ縄が張られた大木があることがあります。このしめ縄がはられた大木は「御神木」と呼ばれます。その「御神木」は、別名なんといわれるでしょう、①磐座(いわくら)  ②磐境(いわさか) ③神籬(ひもろぎ)  ④神奈備(かんなび)
 正解 ③神籬(ひもろぎ) 神様が岩に宿る場合には、「磐座(いわくら)」や「岩境(いわさか)」と言う。山に宿る 場合には、「神奈備(かんなび)」と呼ばれている。木に宿る場合には「御神木」や「神籬(ひもろぎ)」と言う。

7、天下祭には、多くの山車が出ました。山王祭では45番まで、神田祭では36番までありました。その山車の高さは結構高いものでしたが、「神社のおしえ」によれば、どのくらいの高さがあったでしょう。
 ①6メートル  ②8メートル  ③10メートル  ④12メートル  
 正解 7、 正解は8メートルで、「江戸の祭礼と歳事」のテーマでは「天下祭」は重要である。8メートルの高さですので、3階のビルほどの高さがあるということになる。

8、神田明神の本殿の西側に『江戸神社』という神社が鎮座しています。もともとは南伝馬町牛頭天王社と呼ばれていました。この江戸神社の御祭神はいずれでしょう。?
 ①大己貴命(おおなむちのみこと)
 ②建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと).
 ③少彦名命(すくなひこなみこと) 
 ④櫛名田比売(くしなだひめ)

正解 ②建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと).
 江戸神社は、神田明神の摂社とされているため、あまり注目されていない神社のように思うが、江戸時代には、「南伝馬町牛頭天王社」と呼ばれ牛頭天王をお祀りしていた神社で、「小舟町牛頭天王社」と「大伝馬町八雲神社」とともに「江戸の三天王」と呼ばれていた。天王祭とは牛頭天王の祭礼で、牛頭天王スサノオミコトと習合している。神社の名前が「牛頭天王社」ですので、御祭神はスサノオノミコトだということは、わかるが、素戔嗚尊(すさのおのみこと)という呼び方は日本書紀での呼び名で、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと).は古事記での呼び名である。江戸神社では、御祭神を建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)と呼んでいることが、「神社のおしえ」33ページに書かれている。

9、 神田明神の一宮は大己貴命(おおなむちのみこと)です。この大己貴命(おおなむちのみこと)は多くの別名持っていますが、別名として間違っているものはどれでしょうか。
 ①大国主神(おおくにぬしかみ)  ②大国魂神(おおくにたまのかみ)
 ③杵築大神(きづきおおかみ)   ④事代主神(ことしろぬしのかみ)
正解  ④事代主神(ことしろぬしのかみ)
 神田明神山王権現の御祭神は絶対覚えておかないといけないでしょう。神様は多くの名前をもっていますが、なぜ多くの名前をもっているかという疑問に対する解説が、「神社のおしえ」の44ページに書いてある。神様が行ったこと・成し遂げたことに対して名前が贈られていることと日本書紀古事記での表記が違っていることにより多くの名前があると解説されている。神田明神の一ノ宮である大己貴命(おおなむちのみこと)は多くの名前をもっているが、選択肢としてあげた別名は有名である。①大国主神(おおくにぬしかみ)②大国魂神(おおくにたまのかみ)③杵築大神(きづきおおかみ)。なお、選択肢④事代主神(ことしろぬしのかみ)は、大国主神の御子様神で、えびす様として祀られる神様である。

10、江戸時代の祭礼には神輿が多くの山車が出されました。神輿は「神様の乗り物」です。それでは、山車は本来どんな役割をはたしたものでしょうか。
 ①神様をお招きする役割    ②囃子を演奏する人を乗せる役割 ③大勢の人の動きを見張る役割    ④神様へのお供え物を乗せる役割
正解 ①神様をお招きする役割  
 山車については、最重要事項であり、山車がどのようなものかということは、「神社のおしえ」の118ページに書いてある。そこには「山車は、神様をお招きする『依代依代)』です」と書いてある。

<8月18日生まれの先人の言葉>
城山三郎(作家)
 ・リーダーたる者、卑しくなってはならない。
 ・壁があると思えば、本当に壁が立ちふさがってしまう。
 ・人と人の心をつなぎとめるのは、やはり人の心である。
 ・会社が大きくなればなるほど、分業が進み、その仕事に夢中で打ち込んでいればいるほど、会社の危機に気づかぬ場合が多い。
 ・昨日はないが今日があり明日がある。
 ・どんな事態にも、第三の道がある。そう思えば、人生にも新しい風が吹いてくるのではないか。
 ・この世の中には、あきらめなくてはならないことなんて、ひとつもない。
鍵山秀三郎(実業家)
 ・人が見捨てたり、見逃したり、見過したりしている物の中に宝の山がある。
 ・この国をよくするのは、財務大臣でもなければ、総理大臣でもありません。国民一人ひとりの、ほんのちょっとした生き方にかかっています。
 ・リーダーとして一番心しなければならないのは、『至誠 神の如し』ということに尽きるのではないかと思っています。リーダーは誠を尽くすしかない。
 ・足元のゴミひとつ拾えぬほどの人間に、何ができましょうか。
 ・根を養えば、木は自ずから育つ。
 ・成功のコツは2つ。それは『コツコツ』。
 ・やったことで無駄なことは何一つありません。ただ、無駄にしている人がいるだけのことです。無駄の中でも、心の無駄使いが一番いけません。
 ・いまだかつて、倒産した企業で、きれいに整然と掃除が行き届いていた会社はありません。
 ・私は才能も能力もないから、誰にもできることを、誰にもできないくらいやってきた。

<本の紹介>
・ 祇園祭のひみつ―コラムとクイズで解き明かす (月刊京都うんちくシリーズ) http://d.hatena.ne.jp/asin/4786700517