雨の脅威

◆栃木・茨城・宮城 大雨特別警報 氾濫・土砂災害・浸水 最大級の警戒
 宮城県では非常に激しい雨が降り続き記録的な大雨となっていることから、気象庁は栃木県と茨城県に続き、宮城県に大雨の特別警報を発表。土砂災害や川の氾濫、浸水に最大級の警戒を呼びかけている。宮城県では48時間の雨量が、多いところで400ミリを超えて平年の9月1か月の雨量の2倍近くに達する記録的な大雨となり、川の氾濫や土砂災害などの危険性が非常に高まっている。気象庁自治体からの避難の情報や周囲の状況を確認し、できるかぎり安全を確保するよう呼びかけている。これまでに降った雨で、栃木・茨城・山形・福島・宮城・岩手・秋田に土砂災害警戒情報が出されている。茨城・山形・福島・宮城では氾濫の危険性が非常に高まっているところもある。東北では今後も大気が不安定な状態が続き、今日の朝にかけて東北では1時間に50ミリ以上の激しい雨が降るおそれがある。また今日の夜遅くまでの雨量は東北で200ミリ、北海道で150ミリと予想されている。まさに、一昨日から雨の脅威を残している。昨日h栃木・茨城を中心に、今日は東北へ。自然の怖さを痛感する。

東日本大震災から4年半を迎える。また、災害に襲われる。復興はどうなっているのであろうか。何もできないが、たまには様子をみてみたいものである。東日本大震災から4年半になるが、いまも14万人が避難生活をしており住まいの再建が課題となっている。山田町で鐘をならす鈴木さんが、安心に暮らせる状態に戻ればと願っていると話した。警察庁によると、1万5893人の死亡が確認されたが78人の身元がわかっておらず、行方不明者は2572人である。震災関連死は少なくとも3331人で、すべて含めると約2万1000人超となる。福島第一原発の周辺での避難指示は約7万人である。
 東日本大震災津波で娘を亡くした佐藤さんは中学校教師をしていたがこの春辞め講演活動を始めた。これまで50か所に足を運んだ。震災の日、学校はなぜ生徒を守ることができなかったのか佐藤さんは4年半考え続けていた。佐藤さんは市の教育委員会に対して当時の状況を調べて明らかにするよう訴えたが納得のいく説明はなく、国の第三者委員会の報告書も期待外れのものだった。佐藤さんは絶対に繰り返してはいけないと教師向けの講演活動を行い、命を守る教師の責任の重さを訴えている。佐藤さんの訴えは少しづつ学校の現場にも届き、大川小学校の教訓を共有しようと教師たちで災害時の避難について話し合われた。

<9月11日生まれの先人の言葉>
サトウサンペイ(漫画家)
 ・みんな、山に登ったら下ばかり見ているが、ぼくは山に登ったら、上を仰いで雲を見る。
●倉重英樹(経営者・日本テレコム元社長)
 ・あなたが「この人にはついていきたくない」という上司の下にいるなら、不幸であると同時にチャンスでもあります。反面教師にすればいいのです。若いうちは四の五の言わずに、すべてを学びのための機会ととらえて欲しいのです。

<本の紹介>
・ 「あと1パーセントだけ、やってみよう」(水戸岡鋭治著:集英社インターナショナル
  http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%A81-%E3%81%A0%E3%81%91%E3%80%81%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%88%E3%81%86-%E7%A7%81%E3%81%AE%E4%BB%95%E4%BA%8B%E5%93%B2%E5%AD%A6-%E6%B0%B4%E6%88%B8%E5%B2%A1-%E9%8B%AD%E6%B2%BB/dp/4797672560