政治家の“気概”

◆『風をよむ・政治家の“気概”』（2015年9月13日放送　8:00 - 9:54　TBS「サンデーモーニング」）
　安倍首相が総裁選挙で勝利した時の様子をVTRで伝えた。安倍首相は無投票当選を果たし、対抗馬として注目されていた野田聖子議員は選挙を断念していた。専門家は自民党は変わった、多様性がなくなったと話した。安保法案は世論では反対意見が半数を上回っているが、党内では反対の声が聞こえていないことが、現在の自民党に気概ないと表していると解説した。過去には反軍演説を行った斎藤隆夫も所属しいたことを紹介した。
　金曜日に行われた同時多発テロの追悼式が行われた。同時多発テロが起きた当時の国会ではブッシュ大統領に武力行使を認めることが認められる採決が行われた、その時1人の政治家が反対してた、反対していたのは民主党のバーバラ・リー議員だった。信念を曲げない、政治家の気概を象徴した人だったと解説された。
　段々、政治家が家業になってきている、なおはビジネスなどになっており、天職でなくなっており、そういう状況では普通の政治家はイエスマンにならざる負えなくなっていると話した。大宅映子さんは次の選挙のことしか考えてない人がいる、特別な権力を与えられた人は高い倫理を持ち、私たち市民が尊敬するということがあったが、いまはないと話した。大崎麻子さんは有権者の主体的な参加がなくてはならない、自分たちにとって何がいいということを判断するのは難しい。青木理さんは政治家が気概を持つことは確かだが、メディアという僕らも気概を持たなければならないと話した。

＜9月14日生まれの先人の言葉＞
●赤塚不二夫（漫画家）
　・自分が最低だと思っていればいいのよ。一番劣ると思っていればいいの。そしたらね、みんなの言っていることがちゃんと頭に入ってくる。自分が偉いと思っていると、他人は何も言ってくれない。そしたらダメなんだよ。てめぇが一番バカになればいいの。
●矢沢永吉（ミュージシャン）
　・ドアの向こうに夢があるなら、ドアがあくまで叩き続けるんだ。
　・人生というのは、失うものを増やしていくゲームなんだ。
　・てめぇの人生なんだから。てめぇで走れ。

＜本の紹介＞
・　「鉄道デザインの心　世にないものをつくる闘い」（水戸岡鋭治著・日経BP社）
　　http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E9%81%93%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%BF%83-%E4%B8%96%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E9%97%98%E3%81%84-%E6%B0%B4%E6%88%B8%E5%B2%A1-%E9%8B%AD%E6%B2%BB/dp/4822275418