ノーベル物理学賞、梶田隆章さんが受賞。

<今日のニュース>
ノーベル物理学賞梶田隆章さんが受賞。
 今年のノーベル物理学賞梶田隆章さんが選ばれた。日本人の物理学賞受章者は11人目。素粒子ニュートリノの第一人者で、ニュートリノに質量があることを発見した。寺門さんは「ニュートリノに質量があることを発見したのは物理学に非常に価値があった」とコメント。ニュートリノ宇宙線の中身でその中身は陽子と原子核からなるがこれが大気に入ると性質が変わりπ中間子というものになる。このニュートリノに質量が有るということを突き止めたのが梶田さん。
 日本の物理学賞は1949年の湯川秀樹さんに始まり今回の受賞で11人めになった。全体の日本人受賞者は23人。寺門さんはこのニュートリノの現象はいずれノーベル賞をもらうと言われていたものでこれは誰もが認めると述べた。梶田さんは素粒子ニュートリノ」の振動を発見しニュートリノに質量が有ることを証明した。梶田さんは2002年にノーベル物理学賞を受賞した東京大学名誉教授の小柴昌俊さんに師事しスーパーカミオカンデと呼ばれる巨大な観測装置を使い「ニュートリノ」の研究を行った。これはノーベル物理学賞を師弟で受賞するという結果になった。寺門さんは最先端の実験施設を整備していくことがこれから大事になる、費用の問題もあるがもう若手が育っていると述べた。
◆TPP 大筋合意 私たちの生活 どう変わる。
 TPPにより関税が緩和され100g300円程度のロース肉で単純計算で250円程度に下がる可能性がある。マグロは11年目以降は関税が撤廃され、輸入ワインは8年目以降は関税が撤廃される。東京港エノテカの大岩由起夫次長は、当社としても尽力していきたいと話した。大阪・柏原のカタシモワイナリー高井利洋社長は、付加価値を上げて楽しんでもらいたいと話した。すかいらーく・柴田俊一ディレクターTPPのメリットを企業経営にどう生かしていくかが重要なポイントだと話した。
 バターと脱脂粉乳はTPP参加国を対象に新たな輸入枠を設けることになった。また輸入されたチョコレートの価格も安くなりそうである。米はアメリカとオーストラリア対象の関税0の輸入枠を設けたことで安い米が手に入りやすくなる可能性がある。東京板橋区の回転ずしチェーン店・くらコーポレーション辻明宏さんは、TPPを受けより価格の安い米の一部利用を検討したいと話した。仙台若林区農業法人代表・佐々木均さんは、大きなダメージが与えられる。北海道根室の酪農家・三ツ木正己さんは最低限の今の生活レベルを守ってもらうな助成をしてもらいたいと話した。安倍首相は、農業への影響を最小限に抑えるため対策本部を設置することにしている。

<10月6日生まれの先人の言葉>
●平田 篤胤(国学者
 ・なせば成る、なさねば成らぬ何ごとも、ならぬは人のなさぬなりけり。
 ・学問は本末を知るが大事でござる。
寺内大吉(成田有恒)(作家・僧侶)
 ・みなさんの中には、学校を出て会社一筋という人も多いでしょう。ある方が「人間は何かひとつ道楽を持つべきだ。何の道楽でもいいが、いつでもやめられる道楽じゃなければダメ」と言っておられましたが、その通りだと思います。道楽という塩があれば人生の味わいも豊かになるはずです。
 ・私自身、僧侶と作家という二つの世界を持っています。もともと寺に生まれたので、いつか寺を継がなければなりませんでした。しかし、これからの坊さんはどこか一芸に秀でていないといけないという考えが強くあったんです。そこで、自分が一番好きだった小説の世界に入りました。小説では直木賞も受賞しましたが、それ以外に競輪の解説なんてのもやりました。すると、ギャンブルに狂って苦しんでいる人の気持ちもわかります。宗教というのはそういう人の心もわからないといけないんです。
桂小金治 (落語家・司会者)
 ・一念発起は誰でもする。努力までならみんなする。そこから一歩抜き出るためには、努力の上に辛抱という棒を立てろ。この棒に花が咲く。
福富太郎(実業家)
 ・夜のピーナッツは3粒くらいがちょうど良い。
●海老名 香葉子(エッセイスト)
 ・泣いて 笑って 頑張って。
岩見隆夫(ジャーナリスト)
 ・田中の頭脳の切れ味は、高級官僚出身者や名望政治家をはるかに凌駕(りょうが)していた。そして、比類なき「戦(いくさ)上手」でもあった。田中にとっては、政界もまた戦場であったに違いない。

<本の紹介>
・ なぜ、あの店は生ビールが120円でも儲かるのか。(鬼頭誠司著・ダイヤモンド社
  http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E3%81%82%E3%81%AE%E5%BA%97%E3%81%AF%E7%94%9F%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%8C120%E5%86%86%E3%81%A7%E3%82%82%E5%84%B2%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-%E9%AC%BC%E9%A0%AD-%E8%AA%A0%E5%8F%B8/dp/4478067228
  飲食店のコンサルティングを通じて、外食チェーンオーナーが娘を後継者として育成する一冊です。小説形式なのでコンサルティングの現場で 何が起こるのかが、わかりやすい。技術やアイデアも大事なのですが、もっとも課題となるのは、そこで働いている人との人間関係が大事です。
  お店の業績が悪いのには、理由がある。技術的に考えれば、メニューや店舗形態を工夫し、5Sを徹底し、サービスを改善すればいい。そし 
 て、問題はそれを実行する従業員が一体となり、職場風土を変えることができるのか、ということです。「事を為すには、まず敵を減らすこと  だ」と言われますが、事を為そうとすると、敵が現れる。アイデアも大切だし、企業理念も大事だし、リーダーの人間力も重要だ。