東京を歩く⑥「谷中散策コース」。札幌62年ぶり大雪。1等・前後賞 “10億円” 年末ジャンボ発売。

◆「東京を歩く」シリーズ。今日は町全体がいまだに江戸の香りを残している谷中・日暮里。
 徳川家康の江戸の町の大改造に伴い、江戸城周辺や神田などにあった数多くの寺を、谷中・日暮里方面に移しました。震災や戦災を逃れた谷中・日暮里には現在でも約70の寺社が町の営みやそこに住む人々の生活と調和して静かに佇んでいます。超近代都市「東京」に残された「小京都」とも言われています。谷中は上野台地と本郷台地の谷の中にあることが地名の由来です。月見寺、花見寺、雪見寺など四季に応じた美しい町の姿を一日中眺めていても飽きることがなく日が暮れていく、といったことが日暮里の本当の地名の由来のようです。
・谷中散策コース (参考http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20150721#p1http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20150719#p1
 日暮里駅西口→本行寺(月見寺)→経王寺→延命院→養福寺→富士見坂→浄光寺(雪見寺)→諏方神社→青雲寺(花見寺)→修性院(花見寺)→法光寺→南泉寺→夕焼けだんだん坂→谷中銀座商店街→宗林寺岡倉天心記念公園→大円寺(笠森お仙縁)→全生庵勝海舟縁)→明治の町家→功徳林寺・笠森稲荷旧地(明和三美人の一人、谷中笠森稲荷門前の茶屋「鍵屋」の看板娘「笠森お仙」。浮世絵で有名な元祖アイドルは、御庭番を務める旗本・倉地家に嫁入りして幸福な一生を。谷中の功徳林寺境内(上野戦争で焼失した笠森稲荷の旧地)に再建された稲荷社。)→観音寺と築地塀→朝倉彫塑館→天王寺→谷中五重塔跡→徳川慶喜墓所→多宝院→感応寺・妙雲寺の大楠→大雄寺(高橋泥舟縁)→旧吉田屋酒店(台東区下町風俗資料館付属展示場)→上野東叡山寛永寺紀伊国屋文左衛門天海大僧正縁)→東叡山浄名院(八万四千体地蔵)→一乗寺→金嶺寺の大タブ→瑞輪寺徳川家康縁)→谷中シマラヤ杉(谷中のシンボル)→蓮華寺→領玄寺の貝塚→JR日暮里駅

<今日のニュース>
◆札幌62年ぶり大雪。
 札幌では雪が降り、一時44センチに達し11月としては62年ぶりに多い積雪となった。今日は全国的に今季一番の寒さとなった。東京都心は最低気温7.6℃を観測。北海道・留萌港で透明なゼリー状の謎の生物が発生している。正体はサルパというホヤの仲間である。この冬は、気象庁によるとエルニーニョ現象の影響もあり、東日本や西日本、沖縄・奄美地方で暖冬となる可能性が高いという。
◆1等・前後賞 “10億円” 年末ジャンボ発売。
 1頭前後賞合わせてこれまでの最高額となる10億円が当たる年末ジャンボ宝くじが発売された。今年は初めて宝くじが発売されてから70年となるため賞金70万円の「70周年記念賞」も設けられている。宝くじは昭和20年に始まり賞金は10万円。白米1升の闇値の1400倍あまりだった。宝くじは都道府県と政令指定都市が国の認可を受けて発行し年間の売り上げは1兆円前後に上る。昭和43年には1等の賞金が1000万円になり売り場は人だかりになった。平成元年には1億円の王台に乗って人々の夢が広がった。発売から70年の今年の賞金は初めての10億円。みずほ銀行が行った高額当選者を対象としたアンケートでは全体の7割の人の購入歴が10年以上だが初めて買って当たった人も11人いた。
プロ野球 MVPは ヤクルト・山田選手 ソフトバンク・柳田選手。
 東京・港区で開かれた表彰式で、プロ野球今季のMVPはヤクルトの山田哲人選手とソフトバンク柳田悠岐選手が選ばれた。セ・リーグの山田選手は打率3割2分9厘、ホームラン38本、盗塁34個の「トリプルスリー」を達成。パ・リーグの柳田選手は打率3割6分3厘、ホームラン34本、盗塁32個でこちらも「トリプルスリー」を達成。新人王は日本ハムの有原航平投手とDeNA山崎康晃投手に贈られた。共にドラフト1位で今年入団。パ・リーグの有原投手は新人トップの8勝を挙げた。セ・リーグの山崎投手は37セーブを挙げ、プロ野球の新人のセーブ記録を25年ぶりに更新している。

<本の紹介>
学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書福澤諭吉斎藤孝著)
 http://www.amazon.co.jp/%E5%AD%A6%E5%95%8F%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81-%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A6%8F%E6%BE%A4-%E8%AB%AD%E5%90%89/dp/4480064702

<11月25日生まれの先人の言葉>
アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie・鉄鋼王・実業家)
 ・一番確実な方法は、エネルギーのすべてを、特定の分野に注ぎこむやり方だ。
 ・生計を立てるのに、収入が必要だからというだけの理由で、好きでもない仕事をしながら、人生を漫然と過ごすなんて悲劇だね。
 ・よりよい成果が得られるのは、自分が一番好きな仕事をしているときだろうね。だから、人生の目標は、自分が好きなことを選ぶべきなんだ。
 ・自分の努力で得る富や物はすべて、求めるものについての、簡潔なイメージを持つことから始まる。
 ・人間、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも、他人の助けを借りるほうが、良いものが出来ると悟ったとき、その人は偉大なる成長を
遂げるのである。
●石本他家男(スポーツウェアメーカーデサント創業者)
 ・トッププレイヤーと言うのは、トップレベルのユーザーである。その優れたユーザーが着用して満足する機能性の高いものであれば、一般化しても安心。優れた開発は優れた人間との共同研究から生まれる。
 ・社員にあまり大きな責任は課すな。しかし相当な権限を与えよ。
吉本隆明(詩人)
 ・詩とは何か。それは現実の社会で口に出せば全世界を凍らせるかもしれないほんとのことを、書くという行為で口に出すことである。
 ・芸術は蓄積された労働に比例して評価が上がるものではありません。