明日発表の「今年の漢字」を予想してみました。大胆にも。

◆明日15日に1年を振り返る意味で毎年、京都・清水寺で「今年の漢字」が決まります。「今年の漢字」は何なのか大胆に予想してみました。「今年の漢字」はその年の世相を表す漢字一文字を決定するイベントであり、財団法人日本漢字能力検定協会が主催し、一般の人から応募を受け付けていて、最も多い票を集めた漢字が「今年の漢字」として決定します。本来は原則12月12日の「漢字の日」に、京都市清水寺貫主森清範により巨大な和紙に書されるのが通例のようですが、ここ5年間をみると、
 2010年 「暑」  観測史上一位の猛暑の夏
 2011年 「絆」  東日本大震災
 2012年 「金」  山中伸弥教授のノーベル賞受賞
 2013年 「輪」  東京オリンピックの招致決定 http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20131212#p1
 2014年 「税」  消費税の増税 http://d.hatena.ne.jp/ks9215/20141212#p1
 話題になり始めたのは最近なので意外と覚えていないもの。被災地支援まで出かけた2011年の「絆」と昨年の「税」が印象的でした。今年2015年の漢字を私なりに予想してみました。今年の大きなニュースといえば、
 ・大雨による鬼怒川の決壊と洪水(水害・災害)
 ・日本人のノーベル賞受賞
 ・又吉直樹の「火花」が芥川賞受賞
 ・ラグビーのワールドカップで歴史的勝利
 ・東京オリンピックのロゴの盗作騒動
 ・参院本会議で安全保障関連法が可決
 ・芸能人の結婚ラッシュ    といったあたりでしょうか。
 そして、予想すると、
 予想①(本命) 「安」
 安全保障関連法案で日本中が揺れました。政府の政治手法にも批判する人も多く、メデイアは強行採決と報じました。そして、この法案の当事者は安倍晋三総理です。政治生命をかけると主張してきた法案です。
 また、芸能界に目を向けると「とにかく明るい安村」が大ブレークしました。決め台詞は「安心してください、履いてます」。
 予想②(対抗) 「暴」「盗」 
 今年のビッグニュースといえば、東京オリンピックのエンブレム問題かも。デザイナー・佐野研二郎氏がデザインした2020年の東京オリンピックエンブレムに盗作疑惑が浮上し、連日テレビなどメディアで報道されていました。東京オリンピックのロゴの盗作騒動はさまざまに話題になりました。そういう意味では「盗」も候補かな。また、旭化成建材の杭データの流用問題です。下請け業者が杭データを長期間、杭工事のデータを流用していたという問題です。日本の建築技術は世界に誇るべき高い技術があり、大きな問題はなかったとされていたのですが、大きな落とし穴があり、過去に遡り様々なことが暴かれています。この問題の発端は住人の一人がマンションの西棟と中央棟を結ぶ渡り廊下の手すりが約2センチ、西棟側が沈んでいることを販売元に問い合わせたことが発端です。
 予想③(対抗)「三」
「トリプルスリー」は今年の流行語大賞ですね。プロ野球界では日本のプロ野球界では過去8人しか達成者がいなかった3割・30本塁打・30盗塁のトリプルスリーを同時に2人の選手が達成しました。柳田悠岐選手(ソフトバンク)と山田哲人選手(ヤクルト)です。トリプルスリー自体が13年ぶり、同時に2人となると65年ぶりの記録あり、歴史的快挙と言えるでしょう。次、達成者が誕生するのはいつなのか、期待です。
 予想④(穴) 「幸」「福」
  芸能人の結婚ラッシュの1年でした。しかも、知名度が高い人が続々と結婚でした。国分太一さん(TOKIO)、千原ジュニアさん、山本耕史さん・堀北真希さん、福山雅治さん・吹石一恵さんなど多くの芸能人が結婚しました。特に福山雅治さんの結婚発表には多くの女性ファンが悲鳴をあげましたね。まさに「福山ロス」と言われ、女性ファンのショックも大きく、あのNHKで結婚を取りあげていました。
 そして結果は?

<12月14日生まれの先人の言葉>
浦山桐郎(映画監督)
 ・哀切であることは誰でも撮れる、それが痛切であるかどうかだ。
 ・昭和という時代を駆け抜けた屈指の映画監督・浦山桐郎。『キューポラのある街』『非行少女』『私が棄てた女』等の名作を残し、吉永小百合和泉雅子大竹しのぶらの女優を育てあげ「女優育ての名手」と言われながらも、生涯にわずか9本の映画を残しただけの寡作な映画監督。それは厳しい映画業界にあって納得のゆく企画を探し続け、それも機が熟すまで粘り強く時間をかけ、自分の作品にすべく丁寧にこだわり続けた苦闘の軌跡そのものだった。貧しさを憎み、若者たちに壁のように立ち向かう社会の幾多の問題や、人生をどう生きるかを、真っ向から誠実に、そして真剣かつ論理的に描こうとした作品を作り続けた。1930年に生まれ、わずか55歳でなくなった浦山桐郎監督の今年迎える生誕85年・没後30年を記念し、命日をはさんで全作品の特集上映が、本年10月17日から30日まで開催された。
 http://www.cinenouveau.com/sakuhin/urayama/urayama.html http://www2.aioi-city-lib.com/bunkazai/siryoukan/c104urayama.html