清見寺。八坂神社。

<江戸学トピック>
◆静岡興津の清見寺は、外交使節団である朝鮮通信使琉球慶賀使が、江戸参府の途上で宿舎とした名刹。名勝・美保の松原を遠望する文政11年(1828)建立の大方丈には、歴代の通信使や慶賀使が遺した典雅な書体の扁額が多数掲げられている。
◆東京日野の八坂神社にある、天然理心流の奉納額は鳥居脇にあるが、実物は社殿内にあり、通常は非公開。試衛館道場主・近藤周助を筆頭に井上源三郎新選組関係者の名をたどると、沖田惣次郎(総司)・嶋崎(後に近藤)勇の名もある。