イタリア人宣教師・シドッチとみられる遺骨を発見。

<今日の江戸学>
 東京文京区の遺跡「切支丹屋敷跡」の発掘調査でこのほど、1708年に捕らえられたイタリア人宣教師・シドッチとみられる遺骨を発見。DNA鑑定によりイタリア男性と確認され、文献とも一致。日本人世話役2名の遺骨も。シドッチ尋問に当たった新井白石が当時の世界情勢をまとめたのが『西洋紀聞』。イタリアから要請があれば遺骨を返還する予定。
・『西洋紀聞』は、新井白石が書いた西洋の研究書。自ら切支丹屋敷へ赴き、キリスト教布教のために来日したイタリア人宣教師ジョバンニ・シドッチを審問した白石が、その内容をまとめたもの。諸外国の歴史・地理・風俗やキリスト教の大意と、それに対する白石の批判などが記されている。1715年頃に完成したが鎖国下のため公にされず、秘かに写本によって伝えられたが、1807年以来広く流布されるようになり、鎖国下における世界認識に大いに役立った。

<今日の巨人>
・菅野、本拠地レギュラーシーズン初完封!虎打線に「嫌な印象を与えたかった」
 投打がかみ合った巨人は「伝統の一戦」で今季初勝利を飾った。先発の菅野智之投手(26)は阪神「超変革」打線を6安打に抑えて開幕以来の2勝目。さらに本拠地・東京ドームでレギュラーシーズン初完封を挙げた。4回に放った村田修一内野手(35)の右前適時打が決勝点となった。7日は巨人は平良がプロ初登板。