続く「余震」いつまで

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・続く「余震」いつまで
 熊本で震度7地震から一夜。今回の地震は余震が多く、震度1以上の余震は午後9時の段階で 148回起こっている。気象庁震源の深さが11kmと浅いことが余震の原因とみている。気象庁は会見で「浅い所で発生すると規模の比較的小さい地震でも地上波揺れますのでそれで震度1以上の回数も増えると」と語った。「余震」発生ペースは阪神・淡路大震災の時より早い。今回の地震は2つの断層帯が交わる所に震源があるとみている。震源とされているのは布田川・日奈久断層。今回ほどの規模の地震はこの地域で100年以上起きていなかった。政府の地震調査委員会は「日奈久断層帯」の付近でマグニチュード6.8を予測していたという。強い余震について専門家は「活発な余震活動、引き続きそういった余震が起きるという印象を持っています。九州のこの地震の起きた地域というのはかつて日本列島ができたときにいろんな地殻変動を受けて小さな傷がたくさんあるところなので地下が非常に複雑。地下がかたいところと柔らかいところが複雑に混在しているようなところで地震が起きると余震はたくさん起きる」と語った。新潟中越地震は発生から4日後に震度6弱、約2週間後に震度5強の余震を観測。気象庁は会見で「断層が何枚も交差して非常に複雑な地震のおきかたをしていました。本震に近い規模の余震が頻発していました」と発表した。気象庁は今後1週間程度は震度6弱前後の余震が起きる可能性を示唆している。