千光山清澄寺

<今日の江戸学>
◆千葉県南房総の千光山清澄寺はおよそ1200年の昔、"不思議法師"と名付けられた僧侶が千光を発する柏の木で虚空蔵菩薩の仏像を彫り、その仏像の前で21日間修行をしたことに始まる。承和3年(836)、天台宗比叡山延暦寺の中興の祖慈覚大師円仁師がこの地を訪れ、その仏像の前で21日間の修行をしました。それ以来、当山は天台宗のお寺となり次第に栄えていきました。のちに日蓮が得度した古刹。江戸時代には家康が帰依した朱印500石の大寺で、本堂の摩尼殿は天和2年(1682)建立。
 境内には千年杉などの天然記念物や星の井戸などの旧跡も多くさらに、日本で一番早く初日の出が拝めるスポットとしても人気。