今日から特別展「真田丸」開催。

江戸東京博物館では今日29日から6月19日(日)まで、特別展「真田丸」を開催。2016年NHK大河ドラマ真田丸」の主人公・真田信繁(幸村)。彼は、「大坂の陣」において、大坂城東南に出丸「真田丸」を築き奮戦した勇将である。信濃国上田城真田昌幸の次男として生まれた信繁は、織田、北条、徳川、上杉とめまぐるしく主君を変える真田家において、上杉景勝の人質となり、その後豊臣秀吉の人質として暮らした。慶長5年(1600)の関ヶ原合戦では、父・昌幸とともに石田三成が率いる西軍につき、兄・信之は徳川家康が率いる東軍につく。真田家は、親子兄弟が東西に分かれて戦ったが、西軍は敗退。昌幸と信繁は九度山和歌山県)に幽閉の身となった。しかし、信繁に転機が訪れた。豊臣家と徳川家による最終決戦「大坂の陣」が起こると、信繁は大坂城へ入城。慶長19年の大坂冬の陣において信繁は、大坂城の東南に真田丸と呼ばれる出丸を築いて徳川方を迎え撃ち、その武名を天下に知らした。翌年の大坂夏の陣では、寡兵ながらも果敢に徳川方を攻め、その奮戦ぶりは家康に死を覚悟させるほどだったと後世に伝えられる。最後は兵力で勝る徳川方に敗れ大坂城は落城、信繁はその生涯を閉じた。この展覧会では、NHK 大河ドラマ真田丸」と連動し、真田信繁ゆかりの品や歴史資料などの紹介を通じて、信繁の人間像と彼が生きた時代を浮き彫りにしている。