風をよむ「5月3日 憲法記念日」

◆風をよむ「5月3日 憲法記念日」(2016年5月1日放送 8:00 - 9:54 TBS「サンデーモーニング」より)
 来る5月3日は憲法記念日ということで、番組で街の人に最近憲法について考えるか聞いてみたが、考えると答えた人はそう多くはなかった。しかしこの夏の参院選では憲法改正が重要な争点の一つになると考えられている。今年の国会でも安倍総理は改めて憲法改正に意欲を示した。街の人からは憲法改正について賛否両論あった。夏の参院選からは投票権が18歳以上に引き下げられるが、若者の間でも憲法改正については賛否両論が見られた。また、「憲法改正」について考えて投票するかについて街の人にインタビューしたところ、もちろん意識して投票するなどの意見が見られた。
 関口宏は70年前のあの戦争をどう理解したかによって憲法の解釈は違ってくるので、もう一度70年前の戦争についてみなさんに考えてもらいたいなどと話した。涌井雅之は全くそうですねと同調し、国があって国民がいるのか国民が為す国であるのかが問われているなどと続けた。西崎文子は自民党は今の憲法を屈辱や恥だとしか思っていないなどと話した。元村有希子はお二人の意見に賛成だとした上で、選挙年齢引き下げを機に戦後70年史をもう一度学び直す教育があってもいいかなと思うなどと続けた。青木理は今の政権は憲法改正について考えるだけの知性や政治経験や洞察力があるように見えないなどと話した。佐高信は軍隊があれば国民は守られるという考え方は正しいのかについてもう一度考えてもらいたいなどと話した。スタジオトーク
岸井成格は今年の憲法記念日はかつてないほど非常に重要だ、国民一人ひとりが憲法と向き合って勉強して一票を投じて欲しいなどと話した。また、みんな間違えているが国民を守るために国家や政府、権力を縛るのが立憲主義だなどとも話した。

日本国憲法を記念する日はもう1つあった。それは、「文化の日」である。実は、この文化の日日本国憲法に由来していた。「日本国憲法が公布された日」であり、国民に「次の憲法日本国憲法です!」とお知らせした日である。日本国憲法は、1946年11月3日に公布されたので、11月3日に決められました。憲法記念日文化の日は、どちらも日本国憲法に由来していた日だった。憲法記念日は、日本国憲法の施行を記念する日、文化の日は、日本国憲法の公布を記念する日。