陶山神社。

◆陶山神社(http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/114837
 焼物の町・有田を見下ろす丘に建つ陶山神社は、万治元年(1658)に有田皿山宗廟八幡宮として開創。江戸時代に当時有田の統治と有田焼及び陶工に関する管理を行っていた鍋島藩の皿山代官の指示により造営されたと伝わり、「有田焼陶祖の神」として陶工たちの崇敬を集めた。のちに佐賀藩鍋島直茂と朝鮮より製陶技術をもたらした陶工・李参平を合祀。大正6年(1917年)10月に有田焼創成300年を記念して有田焼の祖とされる李参平公を顕彰する記念碑が神社後方の山頂に建てられた。陶祖・李参平碑や鳥居、狛犬を始めとした名工たちの技が光る陶芸品の数々が鎮座し、有田焼の窯元・商人および有田住民をあまねく守護する神として祀られている。鳥居をはじめ、灯篭や狛犬、本殿の欄干などに有田焼を用いる。