人宿

<今日の江戸学トピック>
◆人宿(ひとやど)とは、江戸時代に男女奉公人の周旋を業としたもの。町奉行所などの記録や法令では人宿と言われているが、一般には口入、口入人などとよばれていた。江戸では若党、足軽、中間などの武家奉公人をあっせんするのが人宿(いまの人材派遣のようなもの)でした。人宿を仲介とする雇用先の大半は武家方であった。人宿は奉公人の身元保証人(請人)となって判賃(判銭)を取り、また奉公先を周旋して契約が成立すると周旋料(口入料・口銭)をうけた。

嘉永4年(1851)2月10日、水野忠邦が亡くなりました。58歳。京都所司代、西丸老中を経て老中首座に。徳川11代将軍家斉の死後、将軍職を継いだ家慶の信任のもとで天保の改革を進めましたが、成功せず、罷免。重用した鳥居耀蔵の不正と在職中の収賄が発覚し、2万石没収。隠居・蟄居処分を受けました。

<今日の読書>
 ・ 江戸の町奉行
 ・ 江戸の町役人
 ・ 江戸博覧強記①