徳川9代将軍家重なくなる

<江戸学トピック>
◆宝暦11年(1761)6月12日、徳川9代将軍家重が亡くなりました。51歳。8代将軍吉宗の長男。体が弱く、言語も不明瞭で、意思の疎通ができるのは側用人大岡忠光のみだったそう。大奥に入り浸り、酒宴にふけるようになり、35歳の時に将軍職に就任したものの正さず、結局大御所吉宗や側近らに政権は担われていました。亡くなる前年に嫡子家治に将軍職を譲り、この日尿毒症で亡くなりました。